ちょまどさんの経歴がとても興味深いのでメモ#キャリア#ロールモデル

  • 会社での仕事が自分のやりたいこととマッチしなければ3ヶ月で退職、即転職。
    • 親が「せっかく大手に入社したのに」と泣いても。
  • ベンチャーでの実務を通じて技術を習得する。
    • プログラミングをやりたかったので、プログラミングができる職場を選んだ
  • 同時に漫画を描き続ける。
  • マイクロソフトから採用面接を受けてくれと頼まれたので、落ちるだろうと思ったがダメもとでチャレンジ

ちょまどさん、11月からMicrosoftの「クラウド デベロッパー アドボケイト」にロールチェンジ! | リクナビNEXTジャーナル

ちょまどさんは私立女子大の英文学科を卒業して、SIerに就職。『システムエンジニア』として雇用された彼女の配属先はテスト部隊で、毎日テスト一覧の書かれたExcelファイルを見ながら、誰かの作ったアプリのテスト画面のスクショをExcelファイルにぺたぺた貼るのが仕事だった。

「多い日は一日に200枚貼っていました。自動化が許されなかったので、全部手動でした。職場の人たちは皆さん真面目で優しい方々だったのですが、もともと私はプログラミングを仕事にしたかったので、入社3カ月で退職し、翌週、他のベンチャー企業に転職しました。その時親は『せっかく就職氷河期のなか大手に入社したのに』と泣いていました…。でも私はプログラミングをやりたかったので迷いませんでした。罪悪感はありましたが」

そしてちょまどさんは2社目のベンチャー企業での話を続ける。そこではモバイルアプリ(Android/iOS)を作る開発者として、毎日コードを書きまくった。ここでは、AndroidやiOSなどのネイティブアプリがC#だけで開発できる、クロスプラットフォーム開発環境の Xamarinを使って、Android/iOS間でコード共通化を図りながら、両プラットフォームのアプリを、開発からリリースまで担当していた。

サーバサイドもC#(ASP.NET)で書いて、クライアントとサーバ間のコード共通化も実現し、また、サーバは、マイクロソフトのクラウドプラットフォーム『Microsoft Azure』 (当時はWindows Azure) を使っていた。

「ここでガッツリ Microsoftテクノロジーを経験できたのが良かったです。MicrosoftのIDE Visual Studioや言語C#の高性能さに感動して、ますますプログラミングが好きになりました。AzureやXamarinもどんどん拡大していっていましたし。まあ当時はまだXamarinはMicrosoftの一員じゃなくてあくまでサードパーティー製だったんですけどね」

また、ちょまどさんは、同時に、マンガ家でもあった。『エンジニア兼マンガ家』の肩書を持って、大好きなプログラミングを題材にした漫画を描き続けた。

その連載マンガの一つ「はしれ!コード学園」をきっかけに、マイクロソフトのエバンジェリストチームの一人の目にとまり、テクニカル・エバンジェリストとして採用面接を受けることを勧められた。漫画やSNSなどを使い、多くの人に分かりやすく技術を広める仕事をして欲しい、ぜひ採用面接を受けてくれと言われた。

「私は既にマイクロソフト大好きなマイクロソフトファンだったので、この私のスキルがマイクロソフトやその周りのデベロッパーの皆さまのお役に立てるのなら、ぜひ採用面接にチャレンジしたいと思いました。正直どうせ落ちるだろうなってダメもとでしたけどね」

結局、コードレビューや英語面接も含む6回の面接を突破し、2016年3月、マイクロソフト入社。その後は、さまざまなイベントに登壇して情報を発信、Twitterフォロワー数も4万6,000人を超えるまでになった。