「Xを学ぶことが有益である」という命題がTrueな時に、一足飛びに「すべての人がXを学ぶべき」までTrueだと考えてしまう人がいる。これは分業比較優位のことを忘れている。すべての人がXを学ばなくても、学ばなかった人が多めに支払って、学んだ人がそれを受け取るなら、社会全体としてはすべての人がXを学んだ場合よりも効率的になり得る。