- 人数 2人~5人
- (基本2人を想定してデザインしているが色の違うコマを用意すれば何人でも可能)
- プレイ時間 10分
- (長考しはじめると無限に時間がかかるのでうまく時間制限を掛ける方法があるといいのだけど)
- (砂時計という案もあるが手番が相手に渡った時に時間をリセットする手段がない)
入っているもの
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島カード10枚 (+ブランクカード8枚)
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島民10個×5色(ポーカーチップ)
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魔術師 コマ 1個
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祝福 チップ 5個
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呪い チップ 5個
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ライフカウンタ 5個×5色
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(元々のプログラミング言語風フレーバーから、魔法風フレーバーに変更した際に、コマンド→島、ビット→島民、プログラムカウンタ→魔術師、インクリメント→祝福、デクリメント→呪い、と変更された)
ゲームの目的
- 自分以外のプレイヤーを全部倒すこと
- 倒し方
- ライフを0にする
- ビットを0にする
カードの説明
- Scrapboxの都合により角括弧は中かっこ{}で表現されている
- レベル1島カード: 5枚
- ■Death: 死: 任意の{1}人の島民をゲームから取り除く
- ■Drifting: 漂流: 任意の{1}人の島民を別の島の末尾へ移動する
- ■Birth: 生: この島以外の任意の島の末尾に島民を追加する
- ■Prayer: 祈り: 敵スパモンのライフを-{1}する
- ■Sacrifice: いけにえ: 敵スパモンのライフを-{2}し、この魔法を発動させた島民をゲームから取り除く。
- レベル2島カード: 3枚
- ■Move Island: 島の移動: {1}つの島を任意の位置に移動。
- 魔術師が乗っている場合、魔術師は島と一緒に移動する。
- ■Reverse Current: 海流の反転: 魔術師が島をめぐる向きを反転する。
- ■Sink: 沈没: 任意の島を乗っている島民ごとゲームから取り除く。
- 魔術師が乗っている場合は、魔術師は次の島へ移動する。
- ■Move Island: 島の移動: {1}つの島を任意の位置に移動。
- レベル3島カード: 2枚
- ■Bless: 祝福: 任意のカードに書かれた角括弧で囲まれた数値を+{1}する
- ■Curse: 呪い 任意のカードに書かれた角括弧で囲まれた数値を-{1}する。
- ただし角括弧の中の数値をマイナスにすることはできない。
- Extra: 拡張カード: 3枚
- ■Revolution: 革命: この島以外のすべての島で島民の順序を反転する。
- ■Memory: 記憶: 魔術師が直前とその前に滞在した島の魔法を実行する。
- 両方を発動するか両方を発動しないかのどちらか。
- ■Blank: 空白: ここにあなたが新しい魔法を書き込む
- 伏せ魔法カード: 3枚
- ■Move Island: 島の移動: 自分の島民の発動フェーズで島の魔法を発動する代わりにMove Islandの魔法を発動することができる。
- ■Drifting: 漂流: 任意の{1}人の島民を別の島の末尾へ移動する
- ■Prayer: 祈り: 敵スパモンのライフを-{1}する
ルール説明
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「スパモンの戦い」のルールは一度に全体を理解するのが難しいので、まずはレベル1からはじめて、ゲームに慣れてからレベル2、レベル3のルールに挑戦することがおすすめです。
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■概要
- 「スパモンの戦い」のゲームはまず「準備フェーズ」があり、その後「島民の配置フェーズ」があり、最後に「魔術師の巡回フェーズ」があります。「準備フェーズ」で島が用意され、「配置フェーズ」で島民が島に配置され、「巡回フェーズ」で魔術師が動き回りながら島民の依頼によって魔法を使います。
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レベル1
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■使うもの
- 島カードの中からレベル1と書かれている5枚「生」「死」「漂流」「祈り」「いけにえ」を選びます。また、魔術師チップ、島民チップ、ライフカウンタを使います。レベル1の島では島民やスパモンのライフに影響を与える魔法が使えます。
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■ゲームの準備フェーズ
- 島カードをシャッフルし、机の上に表向きに並べ、最初に置かれたカードに魔術師チップを置きます。各プレイヤーにライフカウンタ5個と島民チップ4個を配ります。
- 先手後手を決めます。
- レベル1では先手が有利なので、不慣れな人を先手にします。
- 対等ならジャンケンで決めるか、直前に負けた人を先手にします。
- より厳密な決め方については付録の「公平な先手決め」を参照。
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■島民の配置フェーズ
- 先手が一つの島を選んで、そこに自分の島民を配置します。次に後手が一つの島を選んでそこに島民を配置します。これを繰り返して4人の島民を全部島に配置します。
- 島民配置フェーズでは同じ島に自分の島民を2人以上配置してはいけません。また島民は島に配置された順に列を作ります。これは「先に来た島民が偉い」という事を意味しています。
- どこに島民を配置したかがこの後の魔術師巡回フェーズに大きく影響するのですが、はじめてプレイするときはどこに島民を配置すると有利になるのかがわからないかもしれません。その場合は先頭の島から順に配置して魔術師巡回フェーズへ進みましょう。
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■魔術師の巡回フェーズ
- 魔術師は順番に島を訪れ、島民に頼まれるとその島に伝わる魔法(カードに書かれた効果)を発動します。
- 魔術師が訪れた島に島民チップがなかった場合、これは無人の島なので何もしません。
- 島民チップがある場合、まず列の先頭の(一番偉い)島民に、魔法の発動を頼む権利があります。頼まないという選択も可能です。
- 魔法の発動が終った後、まだ列に他の島民がいる場合は、次の島民に魔法発動の権利が与えられます。
- 列の最後までこれを繰り返し、全員分の処理が終了したら、魔術師は次の島へ移動します。
- 魔術師が最後の島での仕事を終えたら、また最初の島に戻ります。ゲームが終わるまでこれを繰り返します。
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「自分の島民はひとつの島に一人まで」なのは最初に島民を配置するときだけです。「生」(島民を追加)や「漂流」(島民を移動)の魔法によってひとつの島に複数人になるのは構いません。
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「死」(島民を削除)の魔法で取り除かれた島民はゲームから取り除かれます。未使用の島民がない時、「生」(島民を追加)の魔法を発動しても島民を追加することはできません。
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■ゲームの終了
- 敵の島民チップをすべて取り除くか、敵のスパモンのライフを0以下にすると勝利です。
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レベル2
- ■使うもの
- レベル1の用具にレベル2の島カード「沈没」「海流の反転」「島の移動」を追加して使います。レベル2の島では魔術師の動く向きや島自体に対して効果を発揮する魔法が使えます。
- ■島民の配置フェーズ
- レベル1より1人多い、5人の島民を配置します。
- ■魔術師の巡回フェーズ
- レベル2で追加された「沈没」カードは住んでいる島民ごと島を取り除いてしまうとても強力なカードです。一見貧弱な「海流の反転」(魔術師の巡回方向を反転)や「島の移動」も他のカードとの組み合わせで強力なコンボを生み出します。
- ■ゲームの終了
- レベル2の場合、島の沈没によって敵の最後の島民が取り除かれる勝ち方が増えます。島が沈没することで敵味方すべての島民が取り除かれる場合、その島で一番偉い(列の先頭の)島民のプレイヤーが勝利します。
- ■使うもの
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レベル3
- ■使うもの
- レベル2の用具にレベル3の島カード「祝福」「呪い」と祝福/呪いチップを追加して使います。レベル3の島では魔法の力に対して影響を与える魔法が使えます。
- ■島民の配置フェーズ
- レベル2より1人多い、6人の島民を配置します。
- ■魔術師の巡回フェーズ
- 呪いと祝福のカードは、任意の島を選んで、魔法の角括弧で囲われた数字を変更します。たとえば「祈り」の魔法「敵スパモンのライフを-
1
する」を祝福すると、数字が1増やされ「敵スパモンのライフを-2
する」にかわります。一方、呪いを掛けると「敵スパモンのライフを-0
する」となり、発動しても何の効果も起きないカードに変わってしまいます。 - 呪いの効果で数字をマイナスにすることはできません。
- 島に呪い/祝福が掛かっていることは、祝福/呪いチップを島に置くことで表現します。
- 祝福された島が呪われた場合は両方のチップを置くのではなく、先に置かれた祝福チップを取り除きます。逆も同様です。
- めったにないことですが、各5個のチップを使いきってしまった場合はそれ以上祝福する/呪うことはできません。
- 呪いと祝福のカードは、任意の島を選んで、魔法の角括弧で囲われた数字を変更します。たとえば「祈り」の魔法「敵スパモンのライフを-
- ■使うもの
膠着状態の解決
- まれに将棋の千日手のように、お互いが自分のやりたい行動を選ぶと状況が全く変わらなくなってしまう事態が発生します。全く同じ盤面状況が繰り返されプレイヤーのどちらかが「これは膠着状態だ」と宣言するかと即座にゲームが終了します。この時、
- • スパモンのライフが多い方が勝ち
- • ライフが同点の場合、島カードに乗っている島民チップの多い方が勝ち
- • 同数の場合「列の先頭にいる島民」が多い方が勝ち
- • それも同数の場合、島の始まりから見て最も近い島民の側が勝ち となります。
攻略ヒント
- ■先に置いた方が有利な島とそうでない島があります。例えば島の移動や海流の反転は後から逆の操作をすることで先においた人の操作を打ち消せるので後が有利です。一方、死や漂流は先頭の島民が二番手の島民を殺したり流したりすることができるので先が有利です。
- ■敵が先に島民を配置した島にはギリギリまで島民を配置しないほうが有利です。
- これは各島には初期配置のタイミングでは各色1人しか置けないルールの場合です。
- ■呪いによって無効化されたカード(NOP)は漂流などで島民を移動させる先としてとても都合がいいです。しかし、そのカードを祝福される可能性を忘れると危険です。
- ■祝福されたカードには自分の島民をたくさん置きたくなると思いますが、沈没のカードによってまとめて取り除かれる可能性があります。
- ■いけにえのカードは、まず相手のライフを減らして、それから島民が取り除かれます。最後の一人の島民が自分の身を犠牲にして相手のライフを削りきり、ギリギリ勝つこともあります。
- ■レベル1では「死」は相手の4人の島民の1人を削り、さらに相手の行動手数を減らすので、相手のライフ5のうちの1を減らす「祈り」はそれより弱く、自分の島民が1人減り相手のライフを2減らす「いけにえ」はさらに弱いです。しかしレベルが上がって島民の人数が増えたり、「生」のカードによって島民が生み出されたりすると、この強弱関係は影響を受けます。
- ■「死」(島民を削除)の魔法で取り除かれた島民がゲームから取り除かれるルールにより、片方が「生」で島民を増やし、もう片方が「死」で島民を減らすループは無限ループにならない。島民がゲームから取り除かれ、追加する未使用の島民がいなくなるからである。
- ■「海流の反転」(魔術師の巡回方向を反転)は、魔術師が島を訪れる順序が変わるだけで、島の中で先に島に来た人が偉くて先に行動することは変わりません。その順序はエクストラカード「革命」で導入されます。しかし、海流の反転で島民の実行順序も反転するルールにしたとしても大きな問題はないので、事前にプレイヤー同士で合意すれば亜種ルールとしてプレイ可能です。
- ■島の沈没で敵味方すべての島民が取り除かれる場合、その島で一番偉い(列の先頭の)島民のプレイヤーが勝利します。このルールは、そうした方が良いだろうというカンなので、亜種ルールとして変えてプレイすることも可能です。
人にルールを教える時のコツ
- レベル1から徐々にやりましょう
- 先手が有利なので相手に先手を渡しましょう
- 島民配置フェイズで相手が何をしたらよいかわからなくて悩むようなら、先頭の島から交互に置きましょう。
- 不利な状態から始めたことで、あなたは長考して形勢を逆転したいと感じるかもしれません。しかし、それをやると相手は、長時間待たされた上に負けて、まったく楽しくありません。今勝つことより勝負の相手を育てることを優先しましょう。
拡張ルール
- レベル3のルールに慣れて、物足りなくなった人のために拡張ルールがあります。
革命の島の導入
- エクストラカードの「革命」を使います。この島では他の島の島民の順序を反転する魔法が使えます。
- 革命のないルールでは同じ島に複数の島民がいる場合、全員に順番に魔法発動の決定権が与えられました。革命カードを入れる際にはこのルールが変更されます。魔術師が訪れるたびに、列の先頭の島民だけに魔法発動の決定権が与えられます。列の先頭の島民は魔法の発動を行った場合に、列の末尾に移動します。魔法の発動を行わなかった場合には先頭のまま残ります。
- このルールは「魔法を発動しない」という選択肢の価値を高めます。列の後ろの島民に発動のチャンスを与えない効果を持つようになるからです。
- また魔術師の移動が速くなることでコンボが作りやすくなります。
記憶の島の導入
- エクストラカードの「記憶」を使います。この島では魔術師が直前およびその前に訪れた島の魔法を思い出して発動することができます。
- 記憶のカードに、直前およびその前に訪れた島の記述がそのまま書かれているかのようにふるまいます。プレイ中にインクリメントなどされていても、その島の上に相手のビットが乗っていても、無関係です。また、2つの魔法の両方を発動するか、両方を発動しないか、のどちらかしか選べません。
- 選べるようにしても良いかもしれない
- 編集が影響するようにしても良いかもしれない
- だけど訪問時の内容を覚えることにすると訪問後に書き変わった時に人間が記憶しないといけなくて辛い
伏せカードの導入
- 「スパモンの戦い」のルールは隠された情報や運の要素が全くない、将棋や囲碁のようなものです。それが気に入らない人向けに、伏せカード拡張は隠された情報と運の要素を導入します。この拡張は、相手の行動の予測不能性を高めます。
- レベル3の用具に伏せカードを追加して使います。
- 伏せ魔法カードは島カードを並べた後に、島民を配置する前に、伏せた状態で先手がシャッフルし、後手が1枚選び、先手が1枚選びます。選ばれなかった1枚はゲームが終わるまで伏せたままにします。自分の
- 伏せカードは自分の島民が魔術師に、自分の島の魔法ではなく伏せカード発動します。伏せカードは1回使用されるとゲームから取り除かれます。
- (ゲームから取り除かれなくてもゲームが成立しうるので亜種ルールとしてありだけども、おそらく漂流を連発して相手のプログラム(計画)を滅茶苦茶にするのが強すぎて、伏せカードの引きの運ゲームになってしまう。)
公平な先手決め
- 運の要素を極限まで取り除きたい人向けに、公平に先手を決める方法を解説します。
- まず、片方のプレイヤーAがカードを配ります。好きな順番に並べても構いませんし、シャッフルして並べても構いません。
- シャッフルした場合、プレイヤーAは配られたカードを見てから「この並びでは先手か後手が有利だ」と思った場合には配り直すことができます。
- そして、カードを配らなかった側のプレイヤーBは、自分が先手でプレイするのか後手でプレイするのかを選ぶことができます。プレイヤーBは自分が有利だと思う側を選べばいいのでこの選択に不満がなく、プレイヤーAもどちらを選ばれても不利にならないように並べればいいのでやはり選択に不満はないはずです。
多人数プレイ
- 理論上は色の違う島民コマを用意すれば何人でもプレイできます。ただ、元々2人用ゲームであるため、プレイヤー間の干渉が強く、一人の人が集中攻撃を受けて早期に脱落する可能性があります。
- 脱落者はゲーム終了まですることがなく退屈です。そこで「インタラプト(割り込み)」という拡張ルールを考えました。
- 脱落者は魔法使いが最初の島に戻るたびに1ビットを手に入れます。任意のタイミングで「インタラプト」と叫ぶことで、割り込みを発生させ、任意の島の末尾に島民を追加できます。
- ただ、ゲームが収束しなくなり長時間プレイになってしまう可能性があります。
- まだあまりテストプレイをしていません。
- ただ、ゲームが収束しなくなり長時間プレイになってしまう可能性があります。
順次オープン
- 島カードを伏せて並べます。
- まず1枚目を開き、先手が島民を置くかパスかを決めます。次に後手が島民を置くかパスかを決めます。両方がパスをすれば、次の島を開きます。1つの島には自分の島民を複数配置できないので
- 「先手置く、後手置く、先手パス、後手パス」●○ 次の島は●が先手
- 「先手置く、後手パス、先手パス」● 次の島は○が先手
- 「先手パス、後手置く、先手パス、後手パス」○ 次の島は●が先手
- 「先手パス、後手置く、先手置く、後手パス、先手パス」○● 次の島は○が先手
- 「先手パス、後手パス」次の島は●が先手
- 後は普通にプレイします。