from DeSciが「公共性」を志向する理由

Web3」という概念も、イーサリアムのもう一人の共同創設者であるギャビン・ウッド氏が提唱したものです(ティム・バーナーズ=リーが2006年頃に提唱したWeb3.0とは異なります) DeSci(分散型サイエンス)が「公共性」を志向する理由──パブリックブロックチェーン、​​Web3の源流からひもとく|濱田太陽 Web3は、イーサリアムの認知度を上げるためのマーケティング用の言語という側面であるのと同時に、イーサリアムというシステムで何を目指すのかが表現された言葉です。

現在使われているWeb3という用語は、イーサリアムの共同創業者の一人であるギャビン・ウッドによって元々提案されました。彼は、「Less-techy: What is Web 3.0?」の中で、スノーデン事件に代表されるように国への信頼性が崩壊した時代における新たなウェブとしてWeb 3.0という標語にまとめています。

ギャビン・ウッドが提唱したWeb 3.0は、その後Web3というムーブメントになりその意味も変化していきました。イーサリアムによって主に4つの特徴にまとめられています(図1、参考)。

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