ハッシュタグによる分類に頼るよりも、ページ間のリンクで表現するほうがよい」(shokai, ScrapboxDrinkupにて)

2017-05-27

Scrapboxは「タグ」のように見えるもののせいで、既存の「対象にタグを付けることで階層的分類より柔軟な整理ができる」というツールの経験のある人が「そういうやつでしょ」と誤解しがち(僕もその一例だった)#階層

Scrapbox drinkupでshokaiが言っていた「この会場に緯度経度を把握してやってきてないでしょ、駅から道を伝ってやってきたでしょ」というメタファーで腑に落ちた。#リンクは道 タグによって空間に目盛りを刻み、枠に合わせて整理することで見つけやすくするのではない、ページの間に道をつなげていくことで見つけやすくするのだ。see 芋づる検索

マインドマップは、中央の概念から、連想したものを枝で繋いで書き連ねていく手法。Scrapboxは今開いているページから2ホップでつながっているページが下に表示される。つまり現在地点を中心とするマインドマップが2階層描かれていることに相当する。

そう考えると「タグはあまり重要ではない」という増井先生の言葉も腑に落ちる。drinkupでの事例紹介でも、タグは最初はあまり付けず、文章中の重要そうな単語をリンクにしておき、次に読み直した時に「欠けてるな」と思ったキーワードをタグで足すという話があった。タグは「ページの連想によるリンクが文中の単語だけでは上手くつながってないけど、でも特定の場所につなげる必要があるとわかっている時に使う緊急手段」なのではないか?