• 新規事業開発をテーマにした経営ゲーム

  • 2-3人、プレイ時間10-20分

    • 比較的軽い
  • 活動カード 4色×8枚の32枚

    • 失敗時と成功時の2通りの勝利点が書かれている
  • トライ&エラーカード 10枚

    • 勝利点を単純に増加させるカード
  • イベントカード 12枚

    • 場を擾乱するカード
  • 最初に4枚の手札を持ち、1ターンに1枚ドローし、1枚出す。出せないと即負け(ほぼ起こらない)

  • 山札がなくなって次のドローのタイミングでゲーム終了。勝利点を計算して最も高い人が勝ち。

  • 4色のカードを出すたびにその色は成功と失敗が入れ替わる。最初に出すときは失敗から。なのでゲーム終了時に偶数枚になっていないと勝利につながらない(正確には全部反転させるイベントカードがあるためそれが出るなら奇数だ)

  • ゲーム開始時に一部のカードがゲームから除外されるのでたとえ数えても残りカードを正確に把握できない

  • 4色すべて成功状態になっていると得点が倍になる

  • 色ごとに、最も点数の高かったプレイヤーだけが点数を得、残りプレイヤーは0点になる

  • 成功と失敗を交互に移るので出したくない時もあるが、必ず出さなければならない

  • 手札を増やすカードがある。手札が増えることは選択肢の増加につながる。

所見

  • ゲームデザインとしてはルールに習熟すれば面白くなりうる気配を感じる
  • ルールの説明がひどい。
    • トライ&エラーカードの得点増加ルールが明記されていない。写真からは「1枚目は+1点、2枚目は+2点、3枚目は+3点、それ以降は+3点」と解釈するのが自然そうだが、+2点が1枚だけある写真もあり意味不明。
      • 「反転しても点数が上がり続ける」が「+1は反転しても+1のまま、マイナス点はないよ」という意味なのか「反転すると+1が+2になる」という意味なのか不明。僕は前者だと思うが…。
    • 「~するためには~を出すか~を出すと上下をひっくり返せる。カードは重ねると必ずひっくり返る」
      • 「ひっくり返せる」のか「ひっくり返さなければならない」のかどっちだ。
      • 「出す」と「重ねる」は区別しているのかしていないのか。
      • おそらく「出す=重ねる」で「必ずひっくり返さなければならない」だと思うが…。
  • 商品の質がひどい
    • ルールを印刷した紙がカラーコピーの失敗で縁が切れているのに、その失敗に気付いておきながら手書きでペンで書き足している。縮小してコピーし直せばいいだけなのに…。というかもう少しましな印刷方法を取ればよいのでは…。
    • 薄い水色や黄色の上に白で文字が書いてある。読めない。
      • そもそも読まなくてよいフレーバーテキストである。
    • そもそも、カードの色と角の数字と一部の特殊効果のあるカードの説明以外は全部フレーバー
    • カード縁の数値のフォントサイズがバラバラ
    • 会場で「通常1万円のものをゲームマーケット特別価格で5000円」と売っていたが、中に入っているルールブックに2800円と書いてある(苦笑)