from KJ法勉強会@ロフトワーク
スレッド1
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[KJ法勉強会@ロフトワーク 事前マップコメント#638dc07eaff09e000090104a|638dc07eaff09e000090104a]でこう書いた:
- この大きなグループの中のそれぞれのラベルと、外のラベルの間に線が引けないか考えてみると網目状になってよいですよ
- 補足:
- 上にも要素数の多いグループはあるが、こちらは外とたくさん繋がってるのでさほど問題ではない
- 下のグループは孤立してしまっている
- 大学の新入生交流パーティーで、同じ高校の出身者ばかりのグループを作ってしゃべってるみたいなもの
- もっとグループの外の人と話さないと過去の人間関係が延長されるだけで新しい人間関係が生まれない
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Q: 「具体的にはどうばらして配置すればいいの??」と手が止まってしまっています
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A:
- 現状のものをコピーして傍にどけておき、中央の付箋だけにしましょう
- 既にあるラベルの構造に縛られてしまって、新しい場所に変えることができなくなっていると思う
- なので、一旦傍におきます。
- で、「中央の付箋を見て、そこから連想して出てきた言葉」をつくる。
- これの置き場所は中央の付箋の周りになります。
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(その後)
- 中央のテーマから線を引きましょう、今あるラベルの中で、中央のテーマに繋がってるものはどれですか?
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(その後)
- いい感じになってきましたね!
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- 赤が「いいね」
- 青が「ここに谷間がありますね」
- 緑が「どこに繋がってるのか不明瞭」
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(最終状態)
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の気づき
- 最終状態を描いてて気づいた
- オリジナルはラベルを繋ぐ線と囲みの線がまったく同じ黒い細い線だった。
- 僕はこれに「区別しにくさ」「認知的負担」を感じた。
- 中央の付箋の「Xをどうしたいか?」を「X」に変更したという話があった
- 「どうしたいか?」を入れると、すでにある答えばかり並んでしまう気がする、とのこと
- スルーしてしまっていた…
- 基本的に「やりやすいように変える」のは良いこと
- なぜ既にある答えばかり並んでしまったのかは少し気になった
- 最終状態を描いてて気づいた
スレッド2
- 中央の付箋から最初の付箋をどこに配置していくのか微妙に悩みます、、、
- 最初は適当でいいですよ、2枚目から「既に置かれてる付箋との位置関係」の影響がだんだん強くなる
- 関連
- 気づきの共有:付箋が四角いことにより中心から四方向に矢印を伸ばそうとしている自分がいました。テーマを立体的に考えることで二次元の先入観に囚われずに繋げていきたいです。
- そういう意味ではピッタリ水平や垂直に揃えないで、あえて適当な斜めに置くのもいいかもですね
スレッド3
- 先に付箋がある状態で中央から伸ばしていくの、結構手がとまっちゃうな〜
- いやー、みなさんスキル高くて、これだったら事前にラベルを用意してもらわなくても良かったかなぁと思いますね。
- 事前に付箋を作るのは「足りなくなりそうなワーク時間を拡張するため」にすぎない
- なので、それで手が止まってしまうくらいなら一旦傍に置いてしまう方がいいと思います。
- 補足:
- もし第2回をやるなら、事前準備を「25枚ラベルを作ってきてください」ではなく「真ん中にテーマを置いて、連想したものをラベルとして追加して線を引く、を25回繰り返して枝を生やして置いてください」にするといいのかも
スレッド4
- 線で繋ぐのか、同じような内容だから近くにおいておくだけにするのか微妙に迷っちゃいます
- 完全一致でないなら線にしましょう
- 補足:
- 「線を引くこと」に慣れていないことで、無意識に線を引くことを回避しがちです
- なので「迷っているなら線にしとこう」という趣旨でした
- 「完全一致でないなら」は余計でした、そういうルールというわけではないです
- むしろ完全一致のラベルを並べて置いとくことには価値がないです
- は渾沌をして語らしめるp.289でこういう表現をしています。(探検ネットでのクリップの使い方)
- パソコンのない時代なので、関係を表示しつつ後からラベルを動かせるようにするためにクリップを使って涙ぐましい努力をしています
- これを今のツールで実現すると、下記の解釈がすんなりするかなと思います
- 一般的に「関係」は「一本線」
- 「対立関係」は「双頭矢印↔」
- 「類似関係」や「セット」「続き物」は線なしで並べる
- 補足:
スレッド5
- 自分の中に正解がなさそうなテーマを選んでしまって難しい・・
- 少し問いをずらして「正解を見つけるために自分は次にどんなアクションをすれば良いと思うか?」とか?
- (マップ見ないで適当に言ってます)
スレッド6
- Q: 少ないラベルからすぐ結論を出そうとしてしまいます…
- ゴールは意識せず、まずはざっくばらんにラベルを出していくことが重要でしょうか?
- A: まずは密につながったネットを作ることが先です。
- なぜなら、それができる前に作った「結論」は、元々持ってたものを出しただけ
- なので「新しいもの」ではない
- 自転車が前に進んでないです。
スレッド7
- 遠くにいる付箋同士が別ルートで繋がる予感がするとき、2次元の限界を感じますね
- 「なるべく交差を避ける」けども、やっぱり2次元には限界があるので、交差しちゃう時はあります。
- 「交差を避けるために、思ったことを書かない」となると本末転倒
- なので、なるべく交差を避けつつも、どうしようもなかったら交差します。
スレッド8
- 1: 中央の付箋から繋げる時に、選ぶ線(- / →などによって)「関係性を決めつけてしまって」いる感覚があり、
- 「新たな気づき」に繋がらない気がしてきました
- 2: →かーかわからない・・・
- 片方向矢印をやめましょう
- 川喜田二郎は単純な線と対立矢印の2つだけでやってた
- 補足: 探検ネットでのクリップの使い方
- 川喜田二郎は単純な線と対立矢印の2つだけでやってた
- 1: 全て「ー」でいくってことでしょうか?
- そう、関連ありそうなもののうち「対立」でないものは全部ただの線にする
- 一般論として「複雑な方法をやろうとして悩んで手が止まってるなら、複雑なことをやろうとせず、もっとシンプルな方法をした方がいい」です。
- 線の種類を変えようとして悩むとか、付箋の色分けをしようとして悩むとか、ついつい複雑なことをしようとしてしまいがち
- 補足: 認知的負担を減らそう、ということ
- 1: なるほど!→が絶対NGという問題ではなく、気持ちよく進めれるのが一番大事ということですね
スレッド9
- 真ん中の付箋に一番近くするのは、最終的にやりたいことなのか、それともやりたいことのために一番鍵になりそうな行動(あるいは活動)なのか迷います・・・
- 結論の気づきがマップのどこに現れるかは事前にはわかりません
スレッド10
- 1: ラベルとして書きたくなるような言葉をあえて他の付箋とフラットに書き出して配置することで、ちょっと違う見え方がするケースがあるような気がしました
- 2: それわかる ラベル即つけない方向性のほうが良い様な気配
- : 面白そうな発言だけど多分多くの人にうまく伝わってなさそう、僕もうまくキャッチできてない
- 1
- いくつかの付箋のグループを眺めた時に、それをまとめた言葉がぱっと頭に浮かぶ
- それを、グループのラベルにしたくなるところを堪えて、あえて他の付箋と同じように1枚の付箋として扱ってみる
- - なるほど!それを聞いた僕の解釈で別の言葉で表現してみると: - 付箋のグループに対して「このグループの表札はXだろ」と思い浮かぶ - しかしそれをグループの要素より一段階高いレベルの表札にするのではなく、あえてグループの要素と同じレベルの付箋にする - それをすると何かいい感じがする - ![image](https://gyazo.com/4a59c1351074fa7b8ee1f34c6d1d8c37/thumb/1000) - 1: グループの要素は皆それぞれ少しずつ違っている、同じ家族でも個性が違う - 2: そのグループに表札Xをつけることは個性を無視して「X家」としてしまうこと - 3: 一方でXを新たなラベルにすると - 4: 「Xと親しいラベル」「Xとはさほど親しくないラベル」のようにグループの中に座標軸をもたらして - 5: グループをより詳しく把握する手段になる - というような印象を受けました - 追記: [[モヤっとした大きな塊が線に引っ張られて分解する]]
スレッド11
- Q: 自問自答フレーズばかりの付箋になっちゃうのってどうなんですかね?
- A: 自問自答して答えが出てるならいいんじゃないですか??
- (マップを見てる)なるほど、問いかけのラベルがたくさんあるということ
- それは釣りに例えるなら「釣り針に餌をつけて投げ込むことはできた」「まだ魚が食いついてない」の段階
- 釣り針がまだできてない段階よりは明らかに前進しています
- 魚が引っかかるタイミングは予想できない
- すぐに答えが見つかるような問いは重要な問いではない
- 元から答えを知っていたものを問いかけのポーズにしただけ
- すぐに答えの出ない問いかけの釣り針をたくさん垂らして
- それを放置して別のことをしてるうちに「あっ、これさっきの問いの答えじゃん」となる
- これが釣り針に魚がかかった状態
- この魚を釣り上げることに価値がある
- 関連: まだ言語化されてないものを釣り上げるフック
- 自問があるなら素直において置きつつ、然るべきタイミングで答えればいい(答えが出ないものもある)ということですね
スレッド12
- Q: 1枚の一匹狼があったように、2-3枚の囲みがどこにもまとめられなくてもよかったでしょうか?
- ちょっと見に行きます
- 問題ないです!
- 黄色で囲われてない赤のことですよね、これで問題ないです
- それはそうとグループに表札がついてないですね
- 赤や黄色のグループに「そのグループはなんなのか」の説明のラベルをつけましょう
スレッド13
- 囲み始めたくらいから、「こうまとめていきたい」みたいな自我が生まれ始めてきますね。
- その結果「新しい気づき」が生まれない気がしながら囲んでいってます。
- その「こうまとめていきたい」が、
- マップづくりを始める前から持ってたものなのか、
- 新しく生まれたものなのか
- が問題ですね
- 前から持ってたものなら自転車が前に進んでない
- 今回の場合は、
- 途中で「あ!これか」みたいなキー付箋が生まれる
- →気持ちよくて、そこに合わせて他も繋げていきたくなる
- です
- それはいいことだと思います
- 新たな気づきがあったことで、新たな視点が得られた
- →その新しい視点で過去のものを見返してみたい
- ということかと
- 丘のたとえ
- 自転車を漕いで進んでたら景色のいい丘にでた、来た道を振り返ってみたい、というのは自然なこと
- 丘から振り返った時に見える景色は、丘に来る前に見えていたものとは違う。だけど、大事なのは新しい景色の方
スレッド14(スレッド13に関連)
- - > その「こうまとめていきたい」が、マップづくりを始める前から持ってたものなのか、新しく生まれたものなのかが問題ですね、前から持ってたものなら自転車が前に進んでない - →私もマップづくりを始める前から持ってたわけではないですが、何となくまだモヤッとしている感じがします。 - 付箋同士の結びつけ方に固定概念持ってしまってるのか - 上手く囲めてないのでしょうか…
- マップ見ました
- とりあえず今は予定通り黄色グループに表札をつけて、まだたくさんある黄色グループをさらに囲んでいく作業をするといいと思います
- (今後改めてやる時のためのことを書いておくと、網目状にならずただのツリーのままの部分が多いと感じました)
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- 網目状になってるところだけハイライトするとこんな感じ
- 「この二つ、遠くに引き離されちゃっててるけど、ほんとは近くなのでは?」的なところがいくつかあります
スレッド15
- だんだん最初の付箋のテーマがどうでもいい問題に思えてくる症状発生中
- それは進歩です!
- 「最初にテーマとした問いはどうでもいいものだった」と気づいた
- なら、次の一歩は、たとえば「では何が本当に問うべきものか?」とか〜.
スレッド16
- Q: いったん囲んだりしてみてますが、最初遅刻してきたこともあり「これで大丈夫か?」となってます。
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- (オリジナルでは囲み線が太い青で目立っており、関係線は細い黒で目立ってなかった。
- の注目ポイントが逆なので注目したところがわかりやすいように描いた)
- (オリジナルでは囲み線が太い青で目立っており、関係線は細い黒で目立ってなかった。
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- A: うーむ、はじまりのKJ法的な「グループを作って表札をつける」が行われていますが、ネットづくりがほぼ行われてないですね
- 線が繋がっているところも、ほぼ「ツリー」になってて、網目状になっていない。
- だいぶ「できてない」感じです
- 残り25分でリカバリーするのは難しいので、時間内にゴールインしようとせずに「線で結ぶ」をやってくのがいい
- 前半部分だけやるイメージです。
スレッド17
- まるで囲んで気づいたことから、また付箋を増やしたりしています
- 良いことです!
感想1
- 思考の経路が全く違った付箋同士がくっついて、意味が見えてくると興奮する:boom:
- それそれ!それを知って欲しかったのです!!
- できた時、とにかく気持ちがいいです!笑
- 補足: こういうことかと
- 思考の経路が違う「異なる枝」の間につながりが発見される
- この「気づき」に注目すると、さらに気づきが生まれたりして楽しい
- この赤い「新しく発見されたつながり」を縮めるように再配置すると、今まで思い込んでいた構造とは違った構造が見えてくる
感想2
- 1: 連想ゲームの先に生まれた付箋が意外と「あれ、これって案外コアな部分かも?」と思えたりするので、おもしろいですね
- 2: ちゃんと書かないとって思わないから生まれた付箋がキーになったりしますね!
- いいですね!「あれ?求めてたもの、これでは?」という気づきがあったわけですね
- 補足:
- 連想を繰り返していった先っぽのラベルは「直前のラベル」とは関係を持っているものの、根っこからはだいぶ離れている
- あらかじめ持ってる、思い込んでいる「構造」から離れてだいぶ自由に動ける
- アサガオのツルみたいなもの、動き回って別のところにくっつくことができる
感想3
- 意外とまとまるところ・繋がるところがあって(逆に関係があると思っていたことがそうでもなかったり)面白い
- 補足: こういうことかと
- 1: 最初は「これらが1グループだよね」と暗黙に思い込んでいる
- 2: でも線を引いて関係を可視化していくと…
- 3: 「あれ?意外とこっちとまとまるんじゃない??」となる
- 補足: こういうことかと