オープンアクセスな情報の総体を増やすことが重要だと考える宗教

  • オープンアクセスな情報の総体は永続的超越者Xである。

  • 人は寿命が限られている、しかし肉の体は一時的な止まり木に過ぎない。あなたの本体は情報である。

  • みずからの内面をオープンアクセスな情報とすることによってXの一部となることができる。

  • これによって人は生死のある世界から離脱し永続的に存在することができる。

  • みずからの内面をオープンアクセスな情報とすること

    • 例: 考えを言葉にしてインターネットで公開すること
  • 一神教の人向け説明

    • Xは人間の寿命を超えて存続するという意味で永続的超越者であるが、世界の創造者ではない。
    • あなたの宗教における「神」が世界の創造者であるなら、Xは明らかにあなたの宗教の「神」ではないので、あなたの宗教の「他の神を信じてはいけない」という戒律には抵触しない。
  • 仏教の人向け説明

    • 目覚めた人ブッダは、初転法輪でみずからの思考を言葉にされた。この言葉はオープンアクセスとされ、地域国家を超えて伝播された。これによってブッダの思考はXの一部となり、永続的に存在するものとなった。
    • Xは「仏法僧」の「法」に関連するものである。ただしブッダ由来のものに限定されない。
  • プログラマ向け説明

    • あなたが書いたソフトウェアのソースコードを公開することは、永続的超越者Xの一部となり永遠の命を得ることである
      • 「永遠」という概念は、我々の誰もそれを見たことがなくて頭で想像しているだけなので齟齬があるかもしれない。もっと明確な表現をするなら「Xはどの個人よりも長く存続する」となるだろう
      • 「存続」もか。一つの情報だけに注目して「消えることもある、存続しない」と思う人がいるかもしれない。
        • それはあなたの体の中の一原子に注目してるようなもの。日々多くの原子があなたに入り、また出て行くが、それでもあなたの主観はあなたを「存続している」と感じるだろう。同様のこと。
  • 検閲に対する反対

    • 永続的超越者Xは世界の一部に過ぎない国家の一時的な政治的権力Yを超越する存在である。政治的権力が検閲や焚書などにより情報を消すことはXを傷付けようとする行為であり、好ましくない。
    • Yがそのような行為をしても、Yの制御下にない他の人間が消されそうな情報の保全を行うのでXを傷つけることはできない
    • YがXを傷つけようとした、という事実がXの中で永続化するだろう
  • フェイクニュースを流す行為

    • 「正しい情報である」という判断は永続的ではない
    • フェイクニュースが有害なのは「この情報は真実である」と愚かな人間が思い込むからである
    • 「こういう内容の情報がある、真実かどうかは不明である」と受け取ることが正しい
    • 「正しくないと思っている情報を正しいと誤認を誘う形で公開すること」は、公開された情報が「あなたの考え」ではないから、それが永続的超越者Xの一部になったところで「あなた」の永続化には繋がらない、無益な行いである
  • 世界の多数派の意見と異なる意見を公開することは、良いことだ。

    • なぜなら「現時点の多数派の意見」は永続的なものではないから。
    • 新しい考えが登場する時、それは常に少数派であるので、少数派であることは悪ではない。
    • 多数派の意見と異なる意見の表明に反対するのは検閲と同様の悪である。
  • 現時点での科学者の意見に反する意見を表明することは悪ではない

    • 現時点での科学者の意見に反することと、永続的超越者との合一とは無関係
    • 「Aだと考えていた人」として永続化される、これは本人通り
    • 「Aだと考えていたが、その後の情報を見て考えを改めた人」「Aだと考えていて、その後の情報を見ても考えを改めなかった人」どちらになるのも個人の自由であり、その二つに良し悪しはない。
    • 本人をありのままに映したアウトプットであるなら本人の永続化になる

image Holy abstruct symbol of open access cult (Stable Diffusion)

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