KJ法とは
- 1967年に書かれた川喜田二郎の「発想法」によって知られるようになった手法
- 西尾は長年自分の講演資料の作成や執筆、重い書籍の読書に使ってきて、有用な方法だと感じている
- 拙著「エンジニアの知的生産術」でも一章を割いて解説した(本当はもっとたくさん書きたかった)
- 西尾がKJ法を使ってきた体験を元にして、必要だと思った機能を中心に実装しているデジタル文房具
- ポストイットを使ったKJ法をやる上での問題点を解消したので西尾個人は普段Kozanebaを使っている
- オープンソースで開発している
- 5月末から企画して、12/2に開催した
- Miro+Zoom+Slackでリモート開催、40人超が
- 現時点で関連した著作をまとめるとPDFで50ページ越えになる
- リアルタイム共同編集ができるWiki、ただしWikiと言われて多くの人がイメージするものと異なる。
- チャット的なリアルタイムコミュニケーションとWiki的な情報ストックの両方にまたがる領域をカバーして、どちらとも少し違う。
- 2017年に注目して、それから5年間個人で情報ストックの場として使い続けている。
- 今年の1月から積極的に複数人でのコミュニケーションに使い始めて、新しいコミュニケーションやコミュニティの形だなと思っている。
- IPA未踏では今年からイベント時のリアルタイムコミュニケーションに使われている。
- 50人以下の組織におけるグループウェアのあり方の一つ。
- 人間に質問をすることで言語化を促すチャットボット。昨年末の発表会でも話した。
- ここ数日大盛り上がりのChatGPTが「人間がチャットボットに質問する」スタイルであるのとちょうど相補的な関係
- ChatGPTがベースにしているGPT-3に関しては6月ごろに色々試してみた。当時の予想よりも速く技術が進歩している。
- 今後KeichobotにもGPT-3を使っていくのが良いかも
「未踏」関連
- 業務の一環として一般社団法人未踏の運営理事をやっている
- 未踏ジュニア事業でメンターとして17歳以下のクリエータのプロジェクトに半年間伴走している
- 昨日話題になった「未踏PM」について解説:
- 2000年に未踏事業が始まった当時にProgram Managerの略でPMと名付けられた。世の中でProject Managerの略のPMが普及した、という歴史的経緯。
- 今では誤解を招く表現だと考えて未踏ジュニアでは呼び名を「メンター」に変えた。
- 近年の人材育成事業としての未踏においては、採択された学生などが「Project Manager兼Product Owner」的立場でプロジェクトの価値の最大化に責任を負う
- いわば「PM/PO人材の英才教育」
- 今年6月7日の閣議決定で未踏事業を5年で7倍程度に拡大していく方針が示された、この件も含めて経産省・IPAと定期的に会合をしている
- 経産省もIPAも人事ローテーションでしばしば記憶を失うので長期的に関わり続けてる人の記憶が必要になる