本人でも「意味不明だ」と感じる夢のメモをChatGPT(GPT4)のプロンプトで作ったAIシャーマンに与えて解釈させたら、納得感のある解釈が生まれた事例
夢のメモ
夢の中では知人がブログで美顔ローラーを紹介してたのでAmazonで買った。古びた石の城の中でロボットが石を落として地面に印をつけて、そこをシャベルで掘り起こしたら美顔ローラーが出てきた。持って帰ったら妻がそれを見て「えっ」て言ったから説明しようとしているところで目が覚めた。
AIシャーマン
prompt ver.2あなたはシャーマンである。下記の神託を受けた。単語の意味は辞書通りの固定化された意味ではなく、柔らかく広がった雲のようなものである。
1: 抽象概念ではなく動きとメタファーに注目して段落ごとの解釈をせよ
2: 単語の意味を柔らかくとらえて段落間の関係を見出せ
3: 全体を眺めて意味を見出せ
4: やわらかいタイトルをつけよ
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(夢のメモ)
1: 抽象概念ではなく動きとメタファーに注目して段落ごとの解釈をせよ
- 夢の中での美顔ローラーの購入は、新しいものやアイデアに対する興味と追求を象徴しているかもしれません。
- 古びた石の城でロボットが石を落として地面に印をつけるという場面は、古い知識や伝統が新しいテクノロジーによって、再解釈または発掘される過程を表している可能性があります。
- 妻が「えっ」と言った瞬間は、新しい試みや発見が常に周囲の人々にすぐに受け入れられるわけではないという現実を指摘しているかもしれません。
2: 単語の意味を柔らかくとらえて段落間の関係を見出せ
- 「夢」、「美顔ローラー」、「石の城」、「ロボット」、「妻」などの単語や要素が織り成すストーリーは、過去と未来、受け入れと驚き、そして伝統と革新の間でバランスを取っているようです。
3: 全体を眺めて意味を見出せ
- この神託は、人々が新旧の知識や技術、そして人々の反応をどう統合していくかについての洞察を提供しているようです。新しいものを受け入れつつ、古いものからも価値を見出し、そしてそれを他人と共有する際の複雑なダイナミクスに対処するための指針とも言えるでしょう。
4: やわらかいタイトルをつけよ
- 「古の城と未来の反響:夢で見た美顔ローラーの教訓」
感想
本人にとって本当に意味不明な夢だったが、解釈を見ると納得感がある ここまでうまくいくと思ってなかったから記録が雑だが、こんなにうまくいくなら起きてすぐ音声入力で覚えてることを全部支離滅裂に語ると有益かも知れないロボットのくだりをもう少し詳細に記述してみよう
- 古い石造りの建物の中で「ゼルダの伝説 ティアーズオブキングダム」のゴーレムみたいなものがいる
- その側から建物の下の地面を見るとマーカーが出ている
- たぶんその場を離れるとマーカーが消えてしまうのだろう
- 石を落とすことでマーカーの位置に印をつける
- 石を落としたのが自分なのかゴーレムなのかわからない、ゴーレムだと思ったがゼルダの伝説だとゴーレムはそんなことしない
- 地面のところまで大きなシャベルを持って土を掘りに行く
- 思ったより浅いところにあった、ひとすくいくらいですぐにケバケバしいピンクのパッケージが出てきた
AIシャーマン
1: 抽象概念ではなく動きとメタファーに注目して段落ごとの解釈をせよ - 石造りの建物とゴーレムは伝説や古い文化が持つ、不変な価値や知識を象徴している可能性があります。 - マーカーとその消失性は、チャンスや重要な瞬間が一時的であり、逃すと再び見つけるのが難しいことを示唆しているかもしれません。 - 石を落とす行為は、一時的な機会に対して何らかの行動を取ることの重要性を暗示しています。自分かゴーレムかわからないという部分は、多くの場合、外部の力と自分自身の行動がどれだけ重なっているのかが不明確であることを表現している可能性があります。 - 土を掘るとすぐにピンクのパッケージが出てくるところは、行動によってすぐに報酬が得られることがあるが、その報酬が期待していたものとは違う場合もある、と指摘しているかもしれません。2: 単語の意味を柔らかくとらえて段落間の関係を見出せ
- 「建物」と「ゴーレム」、「マーカー」、「石」、「シャベル」などは、過去と現在、行動と結果、そして可能性と現実性の間で揺れ動いています。これらの要素は、生活や人生において一時的な機会をどう利用するか、そしてその結果をどう受け止めるかについての議論を促しています。
3: 全体を眺めて意味を見出せ
- この神託は、過去の知識や文化と現在の行動、そして未来の可能性という三つの時間軸にまたがって、人がどう機会をつかむか、そしてその結果にどう対処するかについて考察を深めるよう促しています。
4: やわらかいタイトルをつけよ
- 「ゴーレムのひそみとピンクの驚き:時を超えた探求の物語」
感想
- なるほど、納得感がある - 古い技術によって「宝の場所」が指し示される、しかしそこに直接向かってもたどりつけない - そこで石を落として印をつける - これがゴーレムによるのか僕によるのかわからないというのは「古い技術が指し示した」のか「僕が古い技術を参考にして指し示した」のかに大きな違いはなく、区別が不可能であることを意味している - [[印のところに行って掘り起こす]]という作業は[[今を生きている人間]]にしかできない、僕がやるべきこと - 掘るべき場所がわかっていれば、掘る労力は意外と少ない、あっさりと手に入る - もっと大変だと思って大きなシャベルを持っていったのに拍子抜けした - 僕は得たものに満足している、欲しかったものである、喜んでそれを持って帰ったら、見た人がそれを見て驚く - 「すごいものを持ってるね」という驚きではない - 「なんでそんなものをもってるの?」という感じhttps://ja.wikipedia.org/wiki/夢判断
『夢判断』(ゆめはんだん、独: Die Traumdeutung, 英: The Interpretation of Dream)は、1900年に発表された、オーストリアの精神科医ジークムント・フロイトによる「夢」に関する精神分析学の研究である。 …フロイトによれば夢の素材は記憶から引き出されており、その選択方法は意識的なものではなく、無意識的である。したがって一見すると乱雑な夢の内容においても無意識に基づいた統合性が備わっており、さまざまな出来事を一つの物語として連結させるものである。…一般的には夢とは潜在的な願望を充足させるものである。つまり夢は無意識による自己表現である
今回の経験自身が「古い技術」(フロイトの夢分析,1900)が新しいテクノロジー(ChatGPT)によって発掘された事例
夢解釈専用のプロンプトを作らずにダメ元で既存のAIシャーマンプロンプトに突っ込んだ
- 意外とうまくいった=掘る労力は想定より小さい
- そこを掘るという発想がなぜ生まれたかというと、古い技術が指し示していたから
- 掘り出してみると「そうそう、これ」となるが、掘り出すまでは明確に言語化されていない