フリーソフィー

  • 英語: freesophy
  • 種類: 造語(設計哲学名)

一言要約

無料哲学」。デライトの設計哲学のひとつで、無料であること自体を設計哲学に組み込んでしまう立場。

詳細

経緯:

  • フリーミアム文化を裏切るような Evernote の方針が物議をかもしていた時に、差別化のために考案。
  • フリーミアムは恣意的になりやすいので、デライトでは「無料は品質」と位置づけて、設計の中に組み込む。
  • 詳細は宇田川氏自身の輪郭『フリーミアムからフリーソフィーへ』(dlt.kitetu.com 上)に。

宇田川氏の造語上の自信:

フリーミアムとフィロソフィーを同時に連想させつつこの語感の良さ、コンセプトとの調和感、新規性……総合的に最高級のものだと思う。世界中の造語家が嫉妬するレベル。

[sta] の評価:

フリズム/Freeism より、フリーソフィーが強い。同じ状況にいたとして俺もフリーソフィーにたどり着けたかは自信がない。

これは 造語論上、典型的な「両面造語」(言葉と意味の同時新造)の例とされる。

先行概念

「無料/自由を設計哲学に組み込む」発想は、自由ソフトウェア運動以来の確立した立場。

  • Free Software philosophy(Richard Stallman, 1985-): “free as in freedom, not free as in beer” のスローガンで知られる、自由(時として無料)を設計哲学に組み込む立場。GNU プロジェクトとして実装されている。
  • Open Source Definition(OSI, 1998): 自由を緩めた形で実装した派生流派。
  • Free Culture(Lawrence Lessig, 2004): 文化全般に自由・共有の原則を広げる運動。Creative Commons など。
  • Wikipedia/Wikimedia: 万人参加・無料・自由ライセンスを組み合わせた最大規模の実装。
  • 「Information wants to be free」(Stewart Brand, 1984): 情報の自由を支持するハッカー文化のスローガン。

宇田川氏の独自性:

  • 「無料は品質」 という積極的な定式化と、それを 個人で運営する商用サービス で実践している点。
  • 「フリーミアム → フリーソフィー」というキャッチーな造語。
  • 哲学(philosophy)と無料(free)をかけた言葉遊びとしての完成度。

先行概念マッピング

関連用語

ソース