片面造語と両面造語
- 種類: 造語(造語のメタ分類)
一言要約
造語を2タイプに分ける宇田川氏の枠組み。「片面造語」は既存概念に新しい名前をつけたもの、「両面造語」は新しい概念とその名前を同時に作ったもの。
詳細
片面造語
- 「みんなが何となく共有はしているが言語化できていないもの」などに対する造語。
- 言葉だけの新造。
- 例:
- 芸能人などが広める造語・流行語の類
- 井上陽水『少年時代』の「風あざみ」「宵かがり」のような、初めて聞くのに雰囲気で飲み込める語
- 商品に新規性はなく名前とマーケティングだけで売れる例
- 希哲館訳語 のように造語性の高い翻訳語
両面造語
- 「みんなが考えたこともないことの概念化」に対する造語。
- 言葉と意味の新造。
- 例:
- 画期的な新商品の名称
- 希哲館訳語を除く希哲館用語(デライト用語含む)の大半
- フリーソフィー など
なぜこの区別が重要か
- 両面造語は 誤解されやすい。なんとなく見ているだけだとどちらも「知らない言葉」でしかなく、裏を見て初めて区別がつく。
- 「簡単なことを難しく言ってるだけでしょ?」と思われがちなのは両面造語に多い。
- 専門用語が門外漢からこう思われがちなのもこれ。哲学のような誰でも語れる部分のある分野では特に「地獄絵図」。
- 「個人語彙における両面造語の多さは、その人の世界観の新規性ないし特異性を反映している」「そういう人がもっと欲しいといいながら、コミュニケーションしやすい人でもあってほしい、みたいな『床上手の処女』症候群的なところが日本人にはある」と宇田川氏は述べる。
「浅い/深い」の代替
「浅い造語/深い造語」とも考えたが、価値の差があるような語感を伴うので「片面/両面」に落ち着いた、と本人弁。
関連用語
ソース
- villagepump-デライト.2hop.md (Page: 片面造語と両面造語)