Connective Action(つながり運動)
W. Lance BennettとAlexandra Segerbergが2012年に提唱した概念。SNSを通じた自発的・リーダー不在の社会運動の形態。組織的なCollective Action(団体運動)と対比される。
詳細
Collective Action(団体運動)との対比
| Collective Action | Connective Action | |
|---|---|---|
| 組織 | 労働組合・政党等の既存組織 | リーダー不在、SNSで自発的に形成 |
| 制御 | 運動の開始・終了を制御可能 | 制御不能、アルゴリズムに影響される |
| 交渉力 | 相手方との交渉が可能 | 交渉の主体がない |
| 例 | 連合の春闘、IRAのベルファスト合意 | アラブの春、ウォール街占拠運動 |
課題
- リーダー不在のため制度との交渉ができない
- SNSのアルゴリズムが怒りを増幅し、解決策より対立を助長
- 組織的グループによる乗っ取りリスク
- 暴力や過激化のリスク
ブロードリスニングの役割
ブロードリスニングは、Connective Actionの弱点を補う可能性がある。散在する声を構造化し、合意点を可視化することで、リーダー不在の運動にも交渉の基盤を提供できる。台湾のひまわり学生運動は、g0vの技術支援によりConnective ActionにCollective Actionの特性を付加した成功例。