デジタル公共財
オープンソースソフトウェア、オープンデータ、オープンAIモデル、オープンスタンダード、オープンコンテンツなど、公共の利益に資するデジタル資源。国連が2020年の「デジタル協力ロードマップ」で定義。
詳細
Digital Public Goods Alliance(DPGA)に2025年時点で222件が登録されている。非競合性(デジタル資源は無限に複製可能)により、コモンズの悲劇を回避できる点が物理的公共財と異なる。
チームみらいは政党助成金でエンジニアチーム(約10人)を雇用し、デジタル公共財としてオープンソースツールを開発するという世界的にもユニークなモデルを採用。「みらい まる見え政治資金」(政治資金の可視化ツール)やGitHubマニフェストがその成果。
日本の現状と課題
- 日本の政府系OSSリポジトリは626件(英国は16,000件)
- 地方自治法第238条の解釈により、OSSの公開が「著作権の譲渡」とみなされ阻害されていた
- 安野貴博が参議院総務委員会で質問し、林芳正総務大臣がOSSはライセンス(著作権譲渡ではない)と明確化
国際比較
- 米国:2016年にM-16-21で連邦コードの20%以上をOSS化する方針。国防総省は2022年にOSS優先を宣言
- 英国:GDS(Government Digital Service、2012年設立)が約16,000のOSSリポジトリを公開