- 1: あるスタートSからゴールGに行こうとするが、途中で障害にぶつかって方針転換し、違うゴールG’で妥協する
- 2: ぶつかってから方針転換するのではなくスタートから方針転換しておけばスムーズだと考える
- 3: 時間経過で障害がなくなっているのに、それに気づかずに「妥協ゴールへのスムーズな道」を正しいと思い込んで繰り返してしまう
(1)のことを経験した人がいなくなって(2)が繰り返されている状況でこんな会話になる
- 会話
- 新しい人「どうしてGにまっすぐ進まないんですか?どうしてGではなくG’にするんですか?」
- 古い人「ずっとそうやってきたんだよ!」
- 新しい人が自分の考えを試すと、
- あっさりまっすぐ進んでGに至ることができて「なんだったんだ?」となる(3)
- もしくは障害がまた消えていなくて、(1)と同じようにぶつかって「なるほどなー」となる
- 「ずっとやってきた」で納得して繰り返すことを選んだ人は(2)の延長になる
老害の発生原理と思ったが、これは個人の振る舞いというよりも組織が効率的ではない方法に固執してしまう原理
技術的負債と呼ばれるものの中にも、作った当時の状況では、理想Gを曲げてG’で実装するしかなかったり、まっすぐ素直に実装することがなかったが、その後の状況の変化で必要なくなったコードも含まれそう。
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