サマリー: 認知の解像度によって、玄人の助言や素人の感想が有用さを変えることを発見し、その差異を理解することが伝える価値を増大させる。
- 似た物が昔にもあった型思考は差を無視して同一視することによって起こる、と以前書いた
- これと独立に、認知の解像度が人によって異なることで、人によって見え方が違うのだ、と書いた
- 今気づいたのだけど、これって強く関連しているよね
- この気づきを書きとめようとしていて、さらに別の記事が脳裏に閃いた
- それが玄人の助言と素人の感想
- これは「玄人の助言は有用だが、素人の助言は有用ではない。逆に素人の感想は有用だが、玄人の感想は有用ではない」という話
- 「玄人/素人」を「認知の解像度が高い/低い」と対応づける
- 認知の解像度が低くて、自分にとって異なるものを同一視しているような人Xがいたとする
- Xさんがプロジェクトの進め方などに助言をしてきても有用ではない
- Xはプロジェクトをあなたよりも曖昧にしか認知できていないから
- 一方、Xさんの感想は細かいところを捨象するので、大勢の人はどう感じるのかを知る上で有用
- 「なるほど、これとあれの区別がつかないのか」
- 「過去のあの時の状況と、今の状況が同じだと見えるのか」
- 大勢に何かを伝える上で、どこの差異を強調すれば良いのかを知ることができるので有用
from 思考の結節点2019-07-25 認知の解像度と玄人・素人の感想・助言の価値