image まぼ on Twitter: “「なぜなぜ期」を迎えた3歳児とその親の奮闘(1/2)… ”

これを見て「そんなのある言葉を別の言葉に言い換えてるだけなんだから当然じゃん」と思ったのだが、聞き出しチャットシステムでも同じような回答の仕方をしてしまうケースがあるよなと思った。 こういう会話が不毛であることを、一歩引いて俯瞰して理解できると良いのだろうか。この状況で何が起きてるのかを言語化してみる。

この漫画の事例がなぜ不毛なのかというと、言葉の抽象度がずっと高いままだから。 image 漫画では「言葉の因数分解しんど」って書いてる。

  • だけどやってることは数式に例えるなら「ここに があります。を代入するとになります。を代入するとになります…」みたいなこと
  • 意味のない数式変形を繰り返してるだけで不毛だし、それをいくら繰り返しても因数分解はできない

「なんでかわいいと思ったの?」という問いに対して「アンパンマンの人形を持って迫真の演技をしている子供を見て、なぜ私は可愛いと思ったのか」をきちんと考えずに前半の「アンパンマンの人形を持って迫真の演技をしている子供」という具体的な部分を捨てて「無邪気」って抽象概念を代入しちゃったから地に足のつかない議論になった。 きちんと考えないでも即答できると思い込んでいる、なので焦って「無邪気」という言葉を返してしまったが、その結果本当に考えるべきだったところを切り落としてしまって回答不能なドツボにハマっている。 子供は「なぜあなたはこの状況で『かわいい』と思ったのか?」と「あなた」についての質問をしているのに、その質問に向き合っていない。