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ochyai 私が流行らせて間違って伝わった言葉: 「解像度」

解像度と解像感の違いがわからず使っている御人の場合「解像感」に置き換えるのが正しい.

ochyai 「解像度」はおそらく2017年くらいから使われ始めていると思います(weeklyochiaiあたり).私はディスプレイ・カメラ・レンズ・ホロ屋なので「解像度、解像力、解像感」を使い分けてることが多いのですが,大抵のビジネスおじさんはディスプレイ・カメラ・レンズ・ホロ屋ではないので,そろそろ解像度警察を始めたく.(ref ホログラム警察)

nishio 「解像度」以外の言葉の意味がよくわからないんですけど、この使い方は有罪無罪どっちですか? 認知の解像度 ochyai これは解像力だと思われます nishio 「解像度」はディスプレイなどの出力の高精細さで、「解像力」はカメラなどの入力の高精細さで、人間の認知はディスプレイではなくカメラなので「解像力」が正しい、という理解であってます? ochyai 「細かく認知できる」という意味で使われているので,認知チャートなどを用意できそうと思いました.その場合おっしゃる通り解像力が正しそうです.

4:3 解像度・フォーカスチャート|株式会社 村上色彩技術研究所 image

ResOchyAI: 解像度教えます

  • image 解像度と解像力は、しばしば混同されがちですが、それぞれ異なる概念を指しています。ここでは、これらの違いについて説明します。

解像度 (Resolution)

  • 定義: 解像度は、画像やディスプレイがどれだけの細かさを持っているかを示す指標です。一般的には、画像に含まれるピクセルの数や、ディスプレイのピクセル密度(ピクセル数/面積)で測定されます。たとえば、1920x1080の解像度は、横1920ピクセル、縦1080ピクセルの画像を意味します。
  • 使用例: デジタルカメラ、モニター、テレビ、プリンターなどの画像表示や印刷に関連する分野でよく用いられます。
  • 重要性: 画像の鮮明さや細部の再現度に大きく関わるため、高解像度のデバイスや画像は細部まで詳細に表現できます。

解像力 (Resolving Power)

  • 定義: 解像力は、二つの近接した点や線が別々に識別できる能力を指します。これは、光学系(カメラのレンズ、顕微鏡など)の性能を表す指標であり、一般に空間周波数(単位距離あたりの線や点の数)で表されます。
  • 使用例: 主に光学系の評価に使用されます。例えば、顕微鏡や望遠鏡の解像力は、それらがどれだけ細かい詳細を区別できるかを示します。
  • 重要性: 光学系の性能を反映し、被写体の細かい部分をどれだけ鮮明に捉えられるかを示します。

違いの要点

  • 対象: 解像度は画像やディスプレイ自体の属性ですが、解像力は光学系の性能を示します。
  • 測定方法: 解像度はピクセル数やドット数で測定され、解像力は空間周波数で測定されます。
  • 応用分野: 解像度は画像処理や表示技術に、解像力は光学系の設計や性能評価に関連します。

これらの違いを理解することは、適切な技術用語の使用や、デバイスの選定、性能評価において重要です。

ochyai 「解像度警察」に対する「解像度更生施設」を用意いたしましたのでご査収ください. image image

ochyai: 解像度崩壊:ビジネス芸人にわかるOTF/MTF/PSF/LSFが求められている.これだ!

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OTF(Optical Transfer Function:光学伝達関数)

  • 定義: OTFは光学システムの応答特性を周波数領域で表したものです。システムが異なる空間周波数(つまり、異なる細かさのパターン)にどのように反応するかを示します。
  • 計算: OTFは、PSF(ポイントスプレッドファンクション)のフーリエ変換として定義されます。これにより、光学システムがどのように点光源をぼかすか(PSF)を、どのように異なる周波数成分を伝達するか(OTF)に変換します。 MTF(Modulation Transfer Function:変調伝達関数)
  • 定義: MTFは、OTFの大きさ(絶対値)として定義されます。これは光学システムが画像のコントラストをどのように伝達するかを示します。
  • 応用: 主に、カメラレンズや顕微鏡などの光学機器の性能評価に使用されます。高いMTF値は、高い画像コントラストと鮮明な細部を意味します。 PSF(Point Spread Function:点像分布関数)
  • 定義: PSFは、光学システムを通して点光源がどのようにぼかされるかを示す関数です。これは光学システムの「インパルス応答」と見なすことができます。
  • 特性: 理想的な光学システムでは、PSFはデルタ関数(点状)になりますが、実際のシステムでは光源がぼやけた形(たとえば円盤状)に広がります。 LSF(Line Spread Function:線像分布関数)
  • 定義: LSFは、点光源の代わりに線状の光源が光学システムを通過するときの応答を表します。これはPSFの一次元アナログと見なせます。
  • 計算: LSFは、PSFの積分として得られます。また、エッジスプレッドファンクション(ESF)の微分としても計算できます。