私の学生時代の知り合いで「苦手なことこそ積極的に取り組め」という教育を受けて育った人が「自分を変えるため」という理由で敢えて苦手な営業職に就職しました。彼は、仕事にどうしても馴染めず、精神を病んで仕事を辞めてしまいました。人間心の健康に一番大事なことは「苦手なことは避ける」です。

  • Twitter nauchan0626

  • 苦手なことは避けるべきだ、という考え方がある

  • 一方、苦手なことこそ積極的に取り組むべきだ、という考え方もある

  • どちらが正しいのか?

  • これは誤った二分法だと思う。

    • 下記の図は3つの箱が重なっているが、未分化の図の方がしっくりくるかも image
  • 得意苦手の二分法が誤り

  • 実際には

    • なんどもやって得意だとわかっていること
    • まだよくわからないこと、経験してないこと
    • なんどもやって苦手だとわかっていること
  • がある。

  • 「苦手を避けろ」は「なんどもやって苦手だとわかっていることは避けろ、失敗や苦痛を繰り返すな」という意味

  • 「成長や変化のために○○に積極的に取り組め」

    • これは「不確実未経験のことに取り組め」ではないか
    • 「なんどもやって得意だとわかっていること」だけを繰り返していると、新しい発見がない
    • だから、あえて「得意でないこと」に挑戦する
    • 「得意でないこと、不得手なことに取り組め」がいつの間にか「苦手に取り組め」にすり替わったのではないか?
  • 不得手と苦手

    • 世の中的には区別しない人も多い
    • 僕は「得意=得手」で、その否定が「得意でない、不得手」
    • まだやったことのないものは「苦手」ではないが「得意ではない」ではある