埼玉県でのコロナ対策システム構築の経緯 コロナ感染拡大で自治体もパンク寸前 埼玉県が1週間で作り上げた、kintone×コロナ対策システム - ログミーBiz

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今までになかった業務がコロナ対応という文脈で発生し、そういった業務に対応するシステムがなかなか市場になかったところがあると思います。 市場にシステムがなく、急な業務をやらなければいけないというところで、どうしてもアナログなやり方で対応せざるを得ないところに、非常にスピーディーに業務を構築できるkintoneの強みがうまくハマったのかなと思っております。

新しい業務が発生するタイミングでは、それは既存のシステムではカバーできないし、既製品もない そこで「システムを作るシステム」であるkintoneが良かったということ

加古川市の職員さまが一からkintone上でシステムを構築した…作ったアプリテンプレートを、加古川市のオープンデータのカタログサイトで公開した事例 規模は違えど、自治体さまでは業務の内容は大きく変わらないといった側面があるので、こういったシステムの横展開がしやすい。さらに自治体さまの特徴として非営利で運営されているので、システムの共有もしやすい土壌がありました。

プラットフォームが共通化されることで、そのプラットフォームの上で作ったものが水平展開できるようになる

埼玉県の事例 image

  • 他の自治体からの水平移動ができること
    • リリースまで1週間というスピード感
  • 無償トライアル期間があることや、初期費用が無料なところ
    • ダメ元で挑戦しやすい
    • 自治体ですと、実際にシステムを組むにあたっては予算を計上することはあるんですけれども、予算を組まなくても執行の中でできそうなくらいローコストだったということですね。

  • 導入したあとに項目を付け加えたり、機能を追加することがすぐにできる
    • 3つ目は私のような素養のない人間でも、いろいろと柔軟に変更ができるところです。ドロップ&ドラッグで簡単に作れるような仕組みになっていまして、私も直感的に「これだったら自分でもできるかな」と感じたところが大きかったです。

相模原市 コロナ禍で増えたのは感染者数だけではない 相模原市がkintoneで実現した、起死回生の給付金管理システム - ログミーBiz

  • このシステムを検討した時には交付が始まっておりました。
    • 時間が経てば経つほどこのシステムの需要そのものがなくなっていってしまう。そんな中、今まさにすぐにでも使えるシステムを準備するだけのスピード感が必要でした。
  • ほかの事業者、ベンダーさんから類似のシステムがいくつか出ている状況でしたが、どれもテンプレート型の提供方法
    • 相模原市としては非常に単純で明快な検索システムを準備したかった
    • 入力の項目が非常に多かったり、項目を削除できないという部分がありました。
    • ですので、いわゆる相模原市の仕様、ニーズを受け入れるだけの柔軟性を持つシステムである必要がありました。
  • 担当課からの細かな要望を私たち情報政策課で吸い上げ、サイボウズさんにお伝えしました。
    • 翌日にはだいたい一晩で、私たちが伝えた要望が実際にシステムとして反映されていて、もう見て触れるような状況になっていました。
    • それをまた担当課にフィードバックして触ってもらったり見てもらったりして、また出てきた意見を私たちが取りまとめ、サイボウズさんに伝える。
    • アジャイル型の開発が実際にできた