物理に縛られた会議
- 参加者が同じ時刻に一堂に会する
- 音声という情報伝達チャンネルが一度に一人しか使えない
- 一人がしゃべっている間、残り全員が聞かなければならないので、たくさんの情報を出すことが目的の時には非効率
- ホワイトボードという情報共有手段
- ホワイトボードは共同編集できるが
- 編集できる人の物理的存在が邪魔で編集しているときに見づらい
- 同時に編集できる人が割と限られる
- ホワイトボードは共同編集できるが
- プロジェクタは固定のスライドを映すことに使われている場合が多い
- プロジェクタで共同編集可能なScrapboxなどを映すと割とまし
VRで物理に縛られない会議をするなら
- 参加者が一堂に会する必要はない
- これは多くの人が気付いている
- でもビデオ会議でも実現できている
- みんな同時にしゃべればよい
- その声は音声認識で文字化されて周りに浮かべばよい
- 声は情報を伝達する手段ではなく、今声の聞こえる方向で情報のアウトプットをしているというシグナルとする
- 声は、発されているタイミングで集中力をもって聞いていないと即座に消えてしまう
- 空間に浮かんだ言葉はもっと長持ちする
- 明示的に消すのは面倒なので徐々に薄れるか小さくなるかすればよい
- 大事なものは選んで大事とマークすれば、大きくなったり目立ったりする
- 声に限らず写真やグラフ、データを議論の場に投げ込むことができる
- 時間からの自由
- 議事録は音声でしゃべったことをしゃべった順番に記録する媒体
- 議事録が後から読めるためには、一度に一人しかしゃべってはいけない
- 話の流れがあちこちに散ってはいけない
- VR空間での会議では音声の発話の時間と場所と内容を電子的に記録しておいて再生すればよいのでは
- 浮いている言葉や情報をつなぎ合わせて、共同編集で整理された構造を作る
- 複数人の意見を持ち寄って構造化する
- 後から来た人は、その構造化された情報を眺める
- どうやって生まれて来たか知りたければ議事録を「再生」する
- 時間的に集まることができない状態での会議
- ある人が自分の意見を述べて、空間に情報が浮かんでいる状態を作る
- 別の人が来て、それを見て、自分の意見を言う
- また別の人が来て、それらを見て、自分の意見を言ったり、ちょっと構造化したりする
- こうやって時間的に分散して働く人たちの間でも議論ができる