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そういうものを断片的に書いておいて事後的に構造化できるのがScrapboxの良いところ
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というわけで書いておこう
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きっかけはある人Aが行ったプレゼンの内容が、他の複数に不快な感情を与えたこと
- このプレゼンの内容の良しあしに関しては今回はスコープ外
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これに対する世の中の反応を見ていての意見
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うーん、それを重視するなら資料も発表内容もインターネットに出ないように発表するしか。
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なんの悪意もない、だれでもやってしまうようなちょっとした気配り不足程度の表現が、「○○の気持ちを考えてない!!」と(○○とは無関係の人も含めて)炎上するのが現状だから。 methane
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いやいや、おかしいでしょ、それが理想だと思ってるの?? nishio
- これはちょっと言葉足らずだと反省している
- 「自分が発表した資料をインターネットに公開しない」というのは長期的に見てその人個人にとっても社会にとっても大きな損失であって、炎上の確率×炎上による損失の方が圧倒的に少ないのだから、「資料をインターネットに出ないようにする」という選択肢は合理的ではない、という趣旨
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理想ではないかもしれないけれども、でも「炎上」という集団リンチ的な私刑が、罪の重さと全く比例しない被害を本人と所属企業にもたらす以上、他にダメージコントロールのしようが無いのでは。。。methane
- これを見て強烈な違和感
- 「被害」って具体的に何?何億円損した?だれか死んだの?
- この辺から、世の中の人は「炎上」というものに対してものすごく強い恐怖心を持っていて、炎上したというだけでこのすごく大きなダメージを受けるらしい
- そのダメージを生み出しているのは受け手
- もし今回の件でA氏が勤め先Xから解雇されるのであれば、それは勤め先がバッシングの対象になるのでは
- 「罪の重さと全く比例しない被害」って表現があるように、A氏の行為が解雇に相当する罪だと思っている人は多くはない
- XがA氏の今後の発表を自粛させることすらも適当ではないと僕は思う
- Xはむしろ「今回は失敗しちゃったね…、気を落とさずにどんどん発表して行こう!」という態度がよいと思う
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そりゃ広報や法務に絶望しすぎじゃないですかね。適切で建設的なコメントを速やかにSlackとかでくれるプロが手伝ってくれるなら利用したほうがいいし、個人としての発表に強制的に口を挟まれる筋合いはないけど、社名を出すならプロに頼んでその水準を担保したいですね yugui
- これは僕が言葉足らずで、会社を代表した講演をするならプロに手伝ってもらうのはよいことですね
- プレスリリースを売ったりする場合には当然やりますね
- 僕がフォーカスしていたのはここの部分「個人としての発表に強制的に口を挟まれる筋合いはない」
- 強制的に口を挟まれるのではなく「適切で建設的なコメントを速やかにSlackとかでくれる」なら何の問題もない
- そういう気軽に相談できる手段があるこ状態は、より理想に近い状態
- ちなみに僕は「個人としての発表でも社名を出してよい」派です。
- そうでない会社があることは承知していますが、理想ではないと思っています。
- この件に関しては、会社と個人という当事者同士で話し合ってどうするか決めたらよいと思います。
- これは僕が言葉足らずで、会社を代表した講演をするならプロに手伝ってもらうのはよいことですね
少しまとめると
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エンジニアの個人の発表
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何らかの発表をした上で「炎上」は100%防げる手段は存在しない
- 「発表をしない」という方向に社会や組織が進むのはよくない
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炎上は大した損害をもたらさない
- どうやら世の中には違う意見もあるようだ
- 青野さんが夫婦別姓を求めて訴訟を起こしたことに関して賛否両論侃々諤々ではあるが、別に彼が社長をやってる会社の売り上げが減るわけでもないし誰か死ぬわけでもないし
- (あえていえば社員であるというだけで話題が振られることが多いが、うちは妻が僕の姓になってるコンサバなんで話題に乗りづらいことぐらい)
- 「目標: サービス残業0時間」ってポスターに対してネット上でいろいろ言われたけども、「あー、誤解を招いちゃったかー」って感じで別にだれか死んだわけでも売り上げが減ったわけでもないし
- みんないったい何を恐れているの?
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大した被害のないものを防ごうとして、エンジニア個人の発表に対してコストを強いたり委縮させるような施策をしてはならない。