#未踏ジュニア質問箱 Q: 落ちるプロジェクトに共通することはなんですか?落ちやすいプロジェクトはどんなものでしょうか? A: 難しい質問だなと思ったのでChatGPTに聞いてみました。5つあるとのことなので一つ一つみていきます(続く)

ChatGPT「1: 目的意識が明確でない:未踏ジュニアは、社会に貢献する意義のあるプロジェクトを支援することが目的です。プロジェクトの目的意識が明確でなかったり、説明が不十分だったりすると、プロジェクトが落ちやすくなります。」

  • 社会貢献かどうかをどの程度重視するかはメンターによります
  • プロジェクトの目的が不明確だったり、本人の中では明確でも説明が不十分で書類を読むメンターに伝わらなければ落ちやすくなるでしょうね。

ChatGPT「2: 現実的でない:未踏ジュニアは、技術的に実現可能で、現実的な社会問題に対する解決策を提供することを求めています。現実的でないアイデアや実現が難しいアイデアは、プロジェクトが落ちる原因になります。」

  • アイデアが斬新でも技術的に実現可能でないプロジェクトは採択されません。
  • 「社会問題に対する解決策」かどうかを重視するかどうかはメンターによります。重点は「技術的に実現可能」の方です。ここの説明が充実してるとメンターは「なるほど、確かにそうやれば実現できそうだな」と感じます。ここがあやふやだと「どうやって実現するの?」となります。

ChatGPT「3: 技術的に未熟である:未踏ジュニアは、技術的な実力を持った高校生を支援することが目的です…プログラムやアプリケーションの完成度が低かったり、技術的な課題に対する解決策が不十分だったりすると、プロジェクトが落ちる原因になります。」

  • 応募の段階で完成している必要はないです。
  • 個人的には採択期間の間に高速に成長する可能性が感じられるなら、開始時点の技術力はさほど重視しないですが、とはいえ応募段階で技術力が高いほど有利だとは思います。実際に作ったものがあるととても理解しやすいですから。

ChatGPT「4: チームメンバーの役割分担が明確でない:未踏ジュニアは、チームでプロジェクトを進めることが求められます。チームメンバーの役割分担が明確でなかったり、協力関係が不十分だったりすると、プロジェクトが落ちる原因になります。」

  • これはどうだろう…逆効果かもしれない
  • 「チームメンバーの協力関係が不十分」はもちろんマイナスだと思います。
  • 問題視してるのは「チームメンバーの役割分担が明確」の方ですね。これが良いことであるかどうかは疑問がある。なぜかというとみなさんは学生なので、社会人が仕事としてやってるのと違って「学業が本業」ですから、(続く)
  • 社会人の分業チームと比べてメンバーがプロジェクトに関与し続ける理由づけが乏しいです。例えば「1学期の成績が悪かったので夏休みに開発に関われなくなった」なんてことが起こりうるわけです。メンバーが4人なら1人プロジェクトの4倍そのリスクが高く、その時に分担が明確だと担当者不在になっちゃう
  • 「役割分担が明確」という言葉では適切でない構成してしまうのではないかと危惧しています。「プロジェクトに対する貢献がよくわからないメンバーがいないこと」は大事だけど、チームリーダーは残りのメンバーが欠けてもそれを自分で埋めるくらいの気概があるといいかも。

ChatGPT「5: 市場価値が低い:未踏ジュニアは、技術的なアイデアやプロジェクトを支援することが目的ですが、市場価値が低いプロジェクトは落ちやすい傾向があります。」

  • それはさすがに違うと思うw
  • ChatGPT「市場で需要がない、または既存の製品やサービスに比べて優位性がない場合は、プロジェクトが落ちる原因になります。」
  • 提案書の段階で市場での需要を示すことができたら、それは「すげぇ」ってなると思います。そんなことができてる提案書、あったっけな。ないんじゃないかな。
  • 既存のものとの違いがわからない提案は、確かに「何が違いなんですか?」と疑問に思うと思います。どこが違いなのかしっかり説明すると良いと思います。

このように、ゼロからうまく説明できない内容に関して、一旦ChatGPTに書かせてみて、それを自分で読んでみると「いや、これは違うだろ!」というところが見つかるものです。こういう「違和感」に注目することで、自分の考えを言葉にすることがはかどるわけです。ぜひChatGPTを活用してみてください!

これは何もAIが特別なのではないです。僕がこうやって書いたことに対して「いや、それは違うだろ!」と思うメンターがいるかも知れない。そうなれば議論が起きて、みんなの考えがより整理されるのです。悩んで足踏みをするのではなく、雑にでも一歩踏み出すことで、より良くなる機会が生まれるのです。

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