from The Art of Worldly Wisdom 敵を利用する lxxxiv
特に敵の行いについては、このような規則がある。賢者は、愚か者が友人から得るよりも、敵から得るものの方が多い。敵の悪意は、そうでなければ直面しないような困難の山をしばしば築き上げる。多くの人は、敵によって自分の偉大さを作り上げられた。お世辞は憎しみよりも危険である。なぜなら、お世辞は、他方が拭い去ろうとする汚れを覆ってしまうからだ。賢者は悪意を親切よりも忠実な鏡に変えて、その欠点を取り除き、改善する。注意は、ライバルと悪意が隣合わせのときによく育つ。