nishio ある概念Cがあって、ある専門家集団XがCを使っている。Xの外の人YがやってきてCを雑に抽象化し変な領域Dに応用する(Xの視点からの描写) XはYに怒ったり、Yの発言を評価する人を馬鹿だと思ったりする。

ところでCを抽象化したC’がDでの応用に有益であるかどうかはCと関係ない。 だから有用であるならそれはそれでいい使い方なんだと思う。

問題はCを抽象化したC’のことをYがCと呼んで混乱させ、「CがXの使っていた本来のドメインで有用であることと、C’がDで有用であるかは無関係」なのに信用を盗むことだ。

混同惹起行為

今回のケースの絵は後で描く 関連した絵

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  • ソーカル事件
    • ソーカル: 思想家が数学や物理学の用語をその意味を理解しないまま遊戯に興じるように使用していることへの批判
    • 反対意見: ソーカルは「ポストモダン哲学」において使われる比喩やアナロジーを執拗に嘲笑しているだけ
    • 概念Cを理解してない人Yが理解してない人ZにCを比喩として使う構図
  • いろんな分野の人が何でもかんでも複雑系のノリで言葉(だけ)を使い始めてしまいました。