オグデンの研究論文の内で最も永続性があるのは、(アイヴァー・リチャーズとの共著である)『意味の意味』(1923年)で、何度も版が重ねられている。この本は、言語学、文学分析、哲学の境界線にまたがっているのだが、en:Victoria Lady Welby(オグデンは彼女の弟子である)の作った概念「シグニフィックス」やチャールズ・サンダース・パースの記号学に注意を向けている。20世紀英米哲学における「言語論的転回」の重要な一歩である『意味の意味』は、言語の機能を理解する原理を提示し、いわゆる「意味の三角形」について解説した。そこには独特のフレーズ「ゴスタクがドッシュをディスティムする」が含まれている。 チャールズ・ケイ・オグデン - Wikipedia チャールズ・ケイ・オグデン オグデン
- 意味の意味 p.56
- 注釈は「5章のp.160を見よ」
この図で何が言いたかったのか
- 象徴、例えば「犬」という言葉、と指示物例えば街角で見かける生き物の間にはなんら直接的なつながりはない
- 言葉と事物の間に直接の意味関係があると言う単純化が困難の原因である つまり斜辺は実線だが底辺は点線である、ここに直接的な関係はない、というのが言いたかったこと
5章
- 真の象徴の定義
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真の象徴とは適切な指示を正しく記録する象徴のこと
- 普通は命題または文の形をとる語の集合
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- 「偽の命題」と「正しからざる命題」を区別する
- 「正しからざる」は原文ではどういう語なのだろうな
- 原文の図でTRUEとCORRECTが使われてるからINCORRECTか
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正しからざる象徴とは、与えられた説話の世界において、適当な解釈者に、話者の心中に象徴されたものとは違う指示を生ぜしめる象徴のこと
- ある象徴Yが正しからざる象徴であるとは、話者Aの、心中でYへと象徴された指示Xと、解釈者BがYを聞いて心中で発生させた指示Zが異なっているような象徴である、ということ
- 象徴が真であるか偽であるかの議論には解釈者は出てこないので、「偽の象徴」と「正しからざる象徴」は別の概念であることがわかる
- 真は象徴と指示物の間の関係なのでその意味でも象徴の正しさとは全く別の概念だとわかる
- 「正しからざる」は原文ではどういう語なのだろうな