ブレストの批判禁止ルールを文脈とする思考

猿と箱のたとえ

  • サルのジャンプ、バナナが低いところにある場合には適当にピョンピョン飛んでも手に入ることがあった
  • しかしそれを繰り返すうちに低い位置のバナナが取り尽くされる
  • すると、「箱を積んでそこから飛ぶ」という行動が必要になる

素人のアイデアはプレゼンでは独創性高く見えるが実現可能でない

  • “創造的活動への認知的アプローチ”
  • 「専門性のある人」が持っている脳内モデルが「箱」の役割をしている
  • 高いところに到達できる
  • 反面、それはバイアスとしても振る舞って探索範囲を狭めてしまう

濱口秀司の発想法

  • 専門家集団が「たくさんの点」を打った後で「それが出てきた思考プロセス、バイアス」を特定しようとしていた。
  • これは言語化されてない「脳内モデル」の言語化を促すアプローチ
  • 濱口秀司のアイデア発想法

人間はバイアスのせいで「取りうる選択肢」の一部しか認識できてない

つまり「広くて浅い」と「深くて狭い」の二つがある

  • 浅いアイデアはしばしば実現不可能
  • 深いアイデアはしばしばバイアスにとらわれてる この良いとこどりをする必要があるのだな

具体的にはどうすれば良いのか

  • 「他の業種での成功パターンを抽象化して持ち込む」はその一つの方法(箱のない猿に箱を与える)
  • もう一つが専門家集団のバイアスを壊す(箱を積んでる猿の箱を揺らす) どちらも外部の視点を持った存在が関与してる。
  • 外部の視点を持ったコンサルが関与して、箱のない猿にランダムなジャンプをさせるのは効率的でない、これがここまでの「ブレスト無益」の話 ロジカルシンキングができてない顧客にロジカルシンキングを提供するタイプのコンサルティングは、箱のない猿に箱を積ませる作業