心理的安全性の定義に出てくる対人的なリスクテイクとは何か? リスクテイクとは、ある行為にリスクがあって、その行為を行うこと。 例えば「助けを求めること」は「お前はそんなこともできないのか!」と先輩に怒鳴られるリスクがあるからリスクテイクなのだが、心理的安全性のある組織ではそもそも「怒鳴られるリスク」がないので、助けを求めることがリスクテイクであることがピンと来ない。 心理的安全な組織しか知らない人は、心理的安全性を理解するのが難しい。
論文中のアンケート項目からリスクを読み取る
- チームの中でミスをしても、非難されない。
- →ミスしうる行為はリスクテイク
- チームのメンバーは、課題や難しい問題を指摘し合える。
- 課題を指摘するのはリスクテイク
- チームのメンバーは、自分と異なるということを理由に他者を拒絶することはない。
- →他人と異なることをしたり言ったりするのはリスクテイク
- チームに対してリスクのある行動をしても安全である。
- →リスクのある行動をするのはリスクテイク(当たり前)
- チームの他のメンバーに助けを求めることは容易である。
- →助けを求めるのはリスクテイク
- チームメンバーは誰も、自分の仕事を意図的におとしめるような行動をしない。
- チームメンバーと仕事をするとき、自分のスキルと才能が尊重され、活かされていると感じる。
- →この辺はリスクテイクの話ではなくHRT的な考え
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