基本レベル範疇 (Basic Level Category) 「家具」「いす」「肘掛けいす」という3段階の包摂関係について注目すると,最も普通のレベルは真ん中の「いす」と考えられる.「ちょっと疲れたから,いすに座りたいな」は普通だが,「家具に座りたいな」は抽象的で粗すぎるし,「肘掛けいすに座りたいな」は通常の文脈では不自然に細かすぎる.「いす」というレベルが,抽象的すぎず一般的すぎず,ちょうどよいレベルという感覚がある.ここでは,「いす」が Basic Level Category を形成しているといわれる. 日常的に最もよく使われ,子供によって最初に習得され,大人も最も速く反応することが知られている. #1961. '''基本レベル範疇'''

子供が言語を獲得していく過程で一番最初に獲得するのは「不快」で、次に「not不快」ができて、その後この対立軸が細かく分かれていくのかなと思っていた。 しかし、それは「抽象度の高い方から獲得していく」という考えで、現実には高過ぎず低過ぎずの概念が習得されるようだ。

発達過程