「作ることを支援するものを作るのは大変」という印象があるが、どう大変なのか

大雑把なイメージとして

  • 現状に不満を持つ人が1000人いたら
  • 改善するためのモノを思いつく人がそのうち100人
  • そのモノを実際に作り始める人が10人
  • そのモノを完成させる人が1人 という感じ

そう考えると「不満を持つけど自力で解決できない人」向けのモノを作るのに比べると「作る人」向けのモノを作るのは想定ユーザが1/100になってしまう。

「難しい」と言いそうになったが

難しいからやるなというわけではないが、難しさを理解して、それにどう対処するのかを考えて欲しい

特に時間が限られているプロジェクトの場合、「自分が作ったものを試しに使ってみる人」を見つけることが困難になる。 使ってもらってフィードバックをもらってプロジェクトを進めることができない。

モノができただけでは不足で、それを初めて知る人が読んで使えるようになるためのマニュアルとか、実際にそれを使って作ったサンプルとかが必要

成果を主張しにくい。成果は「それを使ってものづくりをした人が、他のツールを使うのよりもこちらが楽だと感じること」なので使う人が何人もいなければわからない

  • これはハードルを上げすぎているのか?
  • 「価値を感じる顧客が見つかるまで」だと「サービスをリリースして顧客の問題を解決します」であっても時間がかかるのは同じ
    • マイルストーンが切りにくいのが問題?

似た話 「成功するスタートアップは一夜にして成功する。ただし、その一夜というのは大抵の場合 1,000 日目から 3,500 日目の間のどこかに起こる」

  • 顧客の判断なので作り手にはコントロール出来ないし、意外と時間がかかる