from The Art of Worldly Wisdom 会話術を身につける cxlviii 会話術を身につける。

そこに本当の人格が現れる。人生で最もありふれたことではあるが、これほど注意を要する行為はない。それによって失うか、得るかのどちらかである。意図的に書かれた会話に過ぎない手紙を書くのに注意が必要だとしたら、知性を速やかに発揮する機会のある普通の会話はなおさらだろう。専門家は舌で魂の鼓動を感じる。だから賢者は言ったのだ、「話せ、そうすれば私は汝を知るであろう」。会話は芸術的であってはならず、衣服のように派手であってはならない、という考え方もある。これは友人同士の会話には適している。しかし、敬意を表したい相手との会話では、相手の威厳に応えるように、より威厳を持たなければならない。相手の心や調子に合わせることが適切である。また、言葉の批評家であってはならない。さもなければ、衒学者とみなされるであろう。また、思想の収奪者であっては、人はあなたを避けるか、少なくとも彼らの思想を高く売るであろう。会話においては、思慮分別は雄弁よりも大切である。