image

情報Ⅰ本、未収録原稿供養 その1. 情報Iの社会人向けの解説本が、PHP研究所から出版されました。「高校生だけじゃも… | by ところてん | Nov, 2023 | Medium

目次

  • 第1章: 情報Iの衝撃

    • 1-1: 現在の高校生は何を学んでいるのか?
      • 「情報Ⅰ」試作問題の衝撃
      • 高校での情報教育の流れ
      • 情報Iの目的とカリキュラム
      • ITパスポートと情報Iの関係性
      • 「情報」の試作問題解説 (クレープ販売のシミュレーション)
      • 情報Iによる新しい「読み・書き・そろばん」
      • 勉強は無知の知を手に入れる
    • 1-2: 現代の業務改善とは何か?
      • コンピュータなしでは何もできない
      • コンピュータは地球人口よりも多い
      • 全ての職業でコンピュータは使われている
      • ムーアの法則、半導体集積回路の進歩
      • 安価で高性能になったコンピュータ
      • ソフトウェア企業の躍進
      • ソフトウェア企業のアジリティとは何か?
      • 情報は「現代のアジリティ」を確保する
    • 1-3: DXの全容 日本企業のアジリティとは?
      • 日本企業のアジリティ、日本企業の強みは何だったのか?
      • DXとはアジリティの源泉の変化
      • 日本企業のアジリティの機能不全
      • DXという概念の広まり
      • ディスラプション (破壊的変革)
      • DXレポートの誤読
      • DXレポート2での反省、DXの定義の変更
      • 闇鍋化したDXの概念、さまざまなDXの方向性
      • DXをしたいなら、「DX」という言葉を使うな
      • 「人財」という言葉の危険性、集団的効力感、認知的不協和、大本営発表マネジメント
      • DX後の組織、要求される資質の変化
      • リスキリングとしての情報|ITパスポート、統計検定
  • 第2章: 情報Iの概略を掴む

    • 2-1: 情報社会と私たち
      • 情報社会と問題解決
      • 情報社会における法規と制度
      • 情報セキュリティと個人が行う対策
      • メディア
      • コミュニケーション
      • 情報デザインと表現の工夫
      • コンテンツの制作
      • 情報の表し方
      • コンピュータでのデジタル表現
      • 情報機器とコンピュータ
      • アルゴリズムと基本構造
      • プログラムの基礎
      • プログラムの応用
      • モデル化
      • シミュレーション
      • データの活用
      • ネットワークの仕組み
      • 情報システムとサービス
      • 情報セキュリティ
  • 第3章: 情報をより深く理解する

    • 3-1: コンピュータと人間は何が違うのか?
      • CPU ができることはとても少ない
      • CPU ができることはとても多い
      • アルゴリズムはアルゴリズムから作られる
      • 人間は「全体」が見える。コンピュータは「全体」が見えない
      • 数が多くなると、人間は「全体」が見えない
      • コンピュータも「全体」が見えないが、見える
      • プログラミングとは何か? CPU 象を評す
      • コンピュータから見た世界はどうなっているのか?
      • 問題そのものを考え、統計で問題を簡単にする
    • 3-2: 統計は「全体」を見ないで「全体」を見る
      • 学校教育における確率統計の強化、確率統計の必修化
      • 数学の指導要領の改訂趣旨、コンピュータの普及と確率統計、数学的課題解決
      • 統計教育
        • 小学校6年 (平均値、中央値、最頻値、代表値)
        • 小学校6年 (階級、ヒストグラム)
        • 中学校1年 (ヒストグラムの相対度数、累積相対度数)
        • 中学校2年 (パーセンタイル値、四分位範囲、箱ひげ図)
        • 中学校3年 (標本調査/全数調査、標本調査、無作為抽出、母集団、標本サイズ、標本平均と母平均)
        • 高校数学I (偏差、平均偏差、分散、標準偏差)
        • 高校数学Ⅰ (散布図、相関係数)
        • 高校数学Ⅰ (仮説検定の考え方)
      • 統計だけを見る者は騙される
        • 選択バイアス
        • 情報バイアス
        • 出版バイアス
    • 3-3: 要件定義は上から下へのブレイクダウン
      • システム開発のV字モデル
      • 小規模な案件のV字モデル
      • やりたいことをヒアリングする
      • 要望は聞く。聞いた上で無視して、本当の課題を解決する
      • 要件定義はブレイクダウンとすり合わせ
      • なぜ数学や情報技術は課題解決ができるのか?
      • コンピュータはゼロとイチではない。 理論とデファクトスタンダード
  • 第4章: 情報Iを超えて、いま学ぶべきこと

    • 4-1: プログラミングから機械学習へ - ここは僕の講演「if文から機械学習への道」がもとになってます(明示的に許可を出してます)nishio.icon
      • If文から多項式へ
      • パーセプトロンによる、機械学習の基礎
      • 精度が悪くても価値があるケースはある
      • アカデミアとビジネスの違い
    • 4-2: 生成AIによる社会変革
      • 生成AIがITパスポートのシラバスに追加
      • ChatGPTの知性とハルシネーション
      • 検索の時代から、生成の時代へ
      • 愚者は知識を問い、賢者は議論をする
    • 4-3: 政府系バズワード解説
      • ESG、SDGs
      • Industry4.0、第四次産業革命
      • CPS: Cyber-Physical System、データ駆動型社会
      • Society 5.0、超スマート社会