cotoamiがどうしてるか

  • reply: 発言の間の言及関係
    • 「話題」がボトムアップに作られるわけだnishio.icon
  • pin
  • pinの間の関係となる発言の追加
  • その話題についてのチャットルームの作成

一次元のタイムラインに構造を導入する方法

普通のチャットのように、タイムラインにただ投稿したものは構造のないフラットな、時系列の情報になる。これがいわゆるフローの状態だ。情報はどんどん流れていって、常に最新の情報だけを目にすることになる。 常に流れていく一次元のタイムラインに、自然な形で構造を導入するとしたら、どのような方法があるだろうか?

  • 既存の情報に対して reply(返信)をする/reply によって、時系列の上に、文脈(話題)の構造が生まれる。

  • reply の次の段階では、タイムライン上で重要だと思うコト(Cotoamiでは個々の発言を「コト」と呼ぶ)を pin して、流れていかないように確保する。

  • pin で起点となる情報が出来たら、そこに has-a 関係となるようなコトを追加して構造を作っていく。

  • 最後はコトのコトノマ(カテゴリー)化/「コトノマ」とはチャットの文脈で言えば、いわゆるチャットルーム/その話題についての専用のチャット・タイムライン/議論をさらに掘り下げることが出来る。と同時に、コトノマはコトと同じように扱えるので、相互に繋げたり、タイムラインにポストしたりすることも出来る。

  • Cotoami の最終的な目的は、このコトノマのネットワークを作ることである。 何気ない会話からどうやってストックに耐え得る知識を引き出すか? – ゆびてく

上記ページではチャットを前提にして、チャットツール自体を作っている。 井戸端ではScrapbox上で「日記ページ」という毎日作られて流れていくページが作られている。これをチャットに相当するフロー情報だと考えてみよう

  • reply: 発言の間の言及関係
    • Scrapbox上では箇条書きのツリーによって発言の間のreply的関係を表現できる
  • pin
    • これに相当するものが「日記ページの盛り上がった話題を、タイトルをつけて別ページに切り出し」だろう
  • pinの間の関係となる発言の追加
    • これに相当するのがページの間のリンクの追加だろう
  • その話題についてのチャットルームの作成
    • Scrapboxではすべてのページが編集可能だから、すべて日記ページ同様のチャットルームとみなせる。

なるほど、共通の構造があるな。 Scrapboxを使う上では、単体では「タイトルをつけずに会話をする場」がないので

  • 日記ページなどを用意して、そこをチャット的に使う運用にする
  • Slackなどのチャット専用ツールを併用する などの形になるのだろう