大昔に何かで読んで、「レースの時代ゲームの時代」というキーワードだけ覚えていて、長らく出典を見つけられていなかった。 父親の本棚にランチェスター戦略に関する本があったのはおぼろげに覚えているので、多分中学生ぐらいの時に勝手に読んだのだと思われる。

ランチェスター販売戦略の創始者、田岡 信夫先生は、1980年代の著作において、既に「レース型競争」時代が終わり、「ゲーム型競争」時代が到来したことについて言及しています。

「レース型競争」とは、高度成長期にみられるような成長している市場における競争のことです。 そこでは、1着、2着、3着という順位が決まります。 1着:1万円。2着:5千円、3着:3千円みたいな感じで分け前にありつける競争ですね。

それに対して「ゲーム型競争」とは、順位が決まるのではなく、勝ち負けが決められます。 勝ち組:10万円、負け組:0円、ということになります。 勝たなければ、分け前にもありつけません。

言い換えれば、「頑張れば必ず報われる」というのが、「レース型競争」であり、「頑張っても必ずしも報われるとは限らない」のが「ゲーム型競争」です。 http://www.createvalue.biz/column/200412_000053.html

成長市場における競争 ゼロサムゲーム レースとゲーム