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- 中村 元
- ブッダの 真理のことば 感興のことば
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『法句経』の名で知られる「真理のことば」(ダンマパダ)も,併収の「感興のことば」(ウダーナヴァルガ)も,ブッダの教えを集めたもので,人間そのものへの深い反省や生活の指針が,風格ある簡潔な句に表わされている.「ウダーナヴァルガ」とは,ブッダが感興をおぼえた時,ふと口にした言葉集の意味で,初めての完訳.
第九章「悪」がよい
133 荒々しい言葉を使うと、使われた人が言い返すだろう。怒りを含んだ言葉は苦痛であり、あなたは報いを受ける。
159 他人に教えるとおりに、自分でも行え。自分をよくととのえた人こそ、他人をととのえるであろう。自己は実に制しにくい。
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19 たとえためになることを数多く語るにしても、それを実行しないならば、その人は怠っているのである。牛飼いが他人の牛を数えているように。かれは修行者の部類には入らない。
51 うるわしく、あでやかに咲く花でも、香りの無いものがあるように、善く説かれたことばでも、それを実行しない人には実りがない。
21 つとめ励むのは不死の境地である。怠りなまけるのは死の境涯である。…
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50 他人の過失を見るなかれ。他人のしたこととしなかったことを見るな。ただ自分のしたこととしなかったこととだけを見よ。
- 自分がやるべきだと思ったことを他人がしなかったとしても、それを見るな。…
- 他人を気にしてないで進め、ということ
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28 賢者が精励修行によって怠惰をしりぞけるときには、知慧の高閣に登り、自からは憂い無くして(他の)憂いある愚人どもを見下す。山上にいる人が地上の人々を見下すように。
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29 怠りなまけている人々のなかで、ひとりつとめはげみ、眠っている人々のなかで、ひとりよく目醒めている思慮ある人は、疾くはしる馬が、足のろの馬を抜いてかけるようなものである。
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31 いそしむことを楽しみ放逸におそれをいだく修行僧は、微細なものでも粗大なものでもすべて心のわずらいを、焼きつくしながら歩む。燃える火のように。
- 自分がやるべきだと思ったことを他人がしなかったとしても、それを見るな。…
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112 怠りなまけて、気力もなく百年生きるよりは、堅固につとめ励んで一日生きるほうがすぐれている。
166 たとえ他人にとっていかに大事であっても、他人の目的のために自分のつとめを捨て去ってはならぬ。自分の目的を熟知し、自分のつとめ(利)に専念せよ
- 中村は二つの異なる単語を両方「自分のつとめ」と訳している。一方ナーダラ長者は後者を「利」と訳している。
- 僕は「利」の方がしっくりくるな
75 一つは利得に達する道であり、他の一つは安らぎにいたる道である。ブッダの弟子である修行僧はこのことわりを知って、栄誉を喜ぶな。孤独の境地にはげめ。
73 愚かな者は、実にそぐわぬ虚しい尊敬を得ようと願うであろう。 …
60 眠れない人には夜は長く、疲れた人には一里*の道は遠い。正しい真理を知らない愚かな者どもには、生死の道のりは長い。
- 眠れない人には夜は長く、疲れた人には道は遠い。愚かな者には、人生は長い。
- 「人生長くていいじゃん」と思う人もいそうだけど、苦しみが長い的なニュアンス
- 「long is good」を連想した
- 「人生長くていいじゃん」と思う人もいそうだけど、苦しみが長い的なニュアンス
49 蜜蜂は(花の)色香を害わずに、汁をとって、花から飛び去る。聖者が、村に行くときは、そのようにせよ。
160 自己こそ自分の主である。
165 みずから悪をなすならば、みずから汚れ、みずから悪をなさないならば、みずから浄まる。浄いのも浄くないのも、各自のことがらである。人は他人を浄めることができない
167 …怠けてふわふわと暮すな。…
- すっ、すいません!