- 将棋の千日手のように、お互いが自分のやりたい行動を選ぶと状況が全く変わらなくなってしまう事態が発生することがあります。
- 標準のルールでは引き分けにしています。
- これは、複雑な引き分け回避ルールを初めてプレイする人に説明するのは難しく、しかしきちんと双方が理解しないままプレイすると、不慣れな側が「なんだかよくわからないルールで負けにされた」と不愉快に思うからです。
- それよりは、引き分けにして、すぐ次のゲームをやる方が単位時間あたりの楽しさが大きかろう、という設計判断です。
- 一方で、勝ち負けが明確につくルールを好む人がいることもわかります。筆者(西尾)もそうです。なので開発中のルールでは引き分けのない勝敗判定が定義されていました。
- これを上級者向けルールとして紹介します。
膠着状態解消ルール
- 一つのフラグの実行が完了したタイミングで、プレイ中に過去と同じ盤面状況が再現された場合、どちらのプレイヤーも「これは膠着状態だ」と宣言できます。
- 膠着状態宣言が行われると、即座にゲームが終了します。この時、勝敗は下記の手順で判定します:
- ライフが多い方が勝ち
- ライフが同点の場合、盤面に出ているフラグの多い方が勝ち
- フラグも同数の場合「コマンドカードの先頭に置かれているフラグ」が多い方が勝ち
- それも同数の場合、ゲーム開始時のプログラムカウンターの位置と向きから探して、最初に現れるフラグの所有者が勝ち