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グループウェア関連の書籍を紹介するためにAmazonで「グループウェア」を検索していて発見
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面白いのはこの本が書かれたのが1992年であるところ
- つまり四半世紀前である
- 当時と今を比較して何が違うのか、何が同じなのかを見ていくと面白そう#似ているものの違いに注目
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マッキントッシュのディスプレイをOHPで投影する装置
- 画面を共有しながら共同作業ができる、素晴らしい
- →今では
- プロジェクターが普及したことでより容易になった
- 会議室に大型モニタが置かれていて、それに接続してスライドを映す
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出社後、各自の専用コンピュータの電源を入れると、1分ほどで「メールが3通届いています」と通知が出る
- →今では
- スマホという持ち歩けるコンピュータが常時ON、常時ネット接続
- メールの流量が格段に増えて情報洪水
- →今では
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ワードプロセッサで文章を作る
- 手書きをしなくてよい
- 修正を繰り返しても赤字だらけになったりしない
- 知的生産支援
- まだ単純作業の肩代わりであって本格的に知的生産支援ができてないという意識
- ワードプロセッサの機能の内、内容を練る部分により注力したものがアイデアプロセッサ
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マウスは面倒そうに思うかもしれないが、なれると矢印を直接動かしている気持ちになれる
- →今では
- マウスが普及しきって、むしろタッチパネルが増えてマウスが減って来つつある
- →今では
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作図ソフト
- 一度書いたものを事後的に位置変更やサイズ変更できる
- →今では
- PowerPointを使う人と、Excel方眼紙を使う人がいる
- IllustratorやOmniGraffleなどを使う人もいる
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データベース
- 情報のみを扱う仕組み
- データを一元管理することで、修正があった時の修正箇所が1カ所で済む
- →今では
- 色々な製品が出た
- Microsoft Accessもあったけど、あんまり広く使われている感じでもない
- サイボウズのデヂエやkintoneなどのWebデータベースが多くの会社に活用されている
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ファイルシェア
- →今では
- DropboxやGoogle Driveなど
- →今では
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電子メール
- →今では
- もちろん今でもとても良く使われている
- 電子メールの宛名指定で送ることによる問題点を解決するために、3人以上でのコミュニケーションの場としてグループチャットなどの利用が盛んに(LINE, Facebook Messenger, Skype, サイボウズLive, etc.)
- 2010年 サイボウズからの新提案「No-Emailワークスタイル」
- →今では
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在席管理
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ドローツールを使ったKJ法
- 画面サイズ、更新頻度、解像度の問題でイマイチ
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「現在使われている電子メールは一般に文章しか送ることができません」
- マジか…
- 研究所で利用している電子メールは添付ファイルが送れる旨の解説
- 文章の校正が楽になった
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DTP
- メールで送られてきた内容がそのまま原稿として投入できる
- 「ファクシミリで送られると再度打ち込む手間がかかる」
- 「電話と違い不在でも届く」
- まだ川崎~新宿間の回線ではファイルの添付ができなかったため、ゲラはファクシミリ、絵の入稿は画質の関係で郵送、とのこと
- リアルタイム性、マルチメディア性が大事
- 今の我々はマルチメディアって言われてもフーンって感じだけど、当時メールにファイル添付が出来なかったとか、画像は回線速度の関係で高画質なものを送れないとかを聞くと、なるほどすごく進化したんだなぁってなる。
- 「グループ内のコミュニケーションをコンピュータで支援して、知的生産活動としてのグループ活動の生産性を向上させる試みがグループウェアとして注目されつつある」 p.71
- CSCW: Computer Supported Cooperative Work 協調作業
- 「近年のソフトウェア開発は著しい大規模化」
- 15年で3倍になった
- 1989年時点で1000人、700万行
- もしそのペースで増えてたら今頃9000人、6300万行だな
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ピーク時の開発要員は、7000~8000人規模に及んだ
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Linuxカーネルの開発は,とても活発に行われています。 バージョン2.6.30は, 3カ月間のうちに1125人の開発者による1万1733件の変更がコミットされました。それにより114万行が追加され, 51万3000行が削除されています。
- ソフトウェア開発における協調作業が大事
- 15年で3倍になった
- 授業における協調作業