小部(しょうぶ、巴: Khuddaka Nikāya, クッダカ・ニカーヤ)とは、仏教のパーリ仏典の経蔵を構成する「五部」(巴: Pañca Nikāya, パンチャ・ニカーヤ)の内の、第5番目(最後)の「部」(nikāya, ニカーヤ)のこと。 KNと略称する。 名前とは裏腹に、文量は決して小さいわけではなく、むしろ圧倒的に多い。例えば、大蔵出版の『南伝大蔵経』では、「長部」が全3巻、「中部」が全4巻、「相応部」が全6巻、「増支部」が全7巻なのに対して、「小部」には全22巻を費やしている。

現存の経の中でも古く、特にスッタニパータが最も古い。後のダンマパダの方がわかりやすいということでNHK「100分de名著」ブックス ブッダ 真理のことば佐々木 閑[ダンマパダ]を選択している