やる気システムはもともとリーンスタートアップを読んだ僕が、実際にやってみる実験をしようと思って、作ったものだった。 最小限のViable Productということで
- サーバを置かない(データはGoogle Analyticsに貯まる仕組み)
- サーバを置かないので個人識別もしない
- 機械学習をしたかったがとりあえずルールベース でリリースした。
始めてしばらくして理解したが、収益化を目指さない場合、何を目的とするべきかが不明瞭だ。
リーンスタートアップとか読んで、実践するつもりで始めたのだが、予想と違った形で有益に働いている。そもそもベンチャーという、時間リソースが限られていて、収益化を目指さなければいけない状況で、いかに素早く収益化できるニーズを見つけるか、という本だったはずだが、時間の制約もなく収益化も目指してないので前提から違う。 https://www.facebook.com/nishiohirokazu/posts/10201996503010692
2012年のサイボウズ社内でのリーンスタートアップの勉強会で学んだことを早速使ってみたくて、「100%自分の意思でコントロールできる小さいプロダクトが必要だ」で週末にエイヤと作った
10年経っての振り返り
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リーンスタートアップは「スタートアップの経営者」に向けたものなので「従業員を継続的に維持できるようになるために『お金を支払う顧客』を素早く見つけることが大事」が大前提である
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なので「顧客の存在を見つけるために小さい実験を繰り返す」という大筋は共通だが、「顧客」の定義にはバリエーションがある
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企業に所属してそちらで生活費を得てるエンジニアの個人プロジェクトにおいては「お金を払う顧客」を見つけるインセンティブが乏しい
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このプロジェクトで集まったデータは「エンジニアの知的生産術」に活用した。
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このサービスを求めるユーザが10年以上も使い続けるくらいに存在してることがわかった。
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@amachang: いまだに時々この Web アプリに助けられてる。 @nishio に感謝 https://t.co/PQeaEYS5Vo
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