ものつくりセンス ---Taste for Makers--- Paul Graham, February 2002. Copyright 2002 by Paul Graham. Taste for Makers

実際問題としては、美を想像するよりは醜に目をやる方が簡単だと思う。 美しいものを作った人々の多くは、彼らが醜いと思ったところを直していったのだと思える。 誰かが何かを見てこう考える:「俺ならもっとうまくできる」。 これが偉大な仕事の発端なのだろう。…

醜いものを許せないだけでは十分ではない。 どこを直せば良いのか知る嗅覚を得るためには、その分野を十分に理解していなければならない。 しっかり勉強しなくちゃならないんだ。だがその分野で熟練者となれば、 内なる声が囁き出すだろう。「なんてハックだ!もっと良い方法があるはずだ」。 この声を無視してはいけない。それを追求するんだ。 厳しい味覚と、それを満足させる能力。それが偉大な仕事のためのレシピだ。

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