https://twitter.com/isa_kent/status/1261656111544823808

彼にとって「言葉」とは、ただただ「正解の言葉」と「間違いの言葉」の二種類しかなかったのだ。 「今の気持ちを何か言葉にできるかい?」と聞いたこともあったが「何かぐちゃぐちゃしている」というのが、お決まりの返答だった。それもそのはずで、なぜなら彼は自分の感情を表したり、理解したりするための「言葉」を、ただの一つも持ち合わせていなかったのだ。 彼にとって「間違い」は許されないことであり、また自分を「ぐちゃぐちゃにするもの」でしかなかった。