from 日記2023-10-14 つながりの名称で概念化

masuda220 抽象的なデータモデルと概念的なデータモデルは同じではない。 抽象的なデータモデルではデータ型を操作の集合に抽象化する。 概念的なデータモデルはデータ型の名称とデータ型どうしのつながりの名称で概念化する。

masuda220 こういう意味ではオブジェクト指向プログラミングは抽象的なデータモデルを実装する手法といえる。 データをリレーションでモデル化するデータモデルとは別のアプローチ。 抽象化データモデルとリレーショナルなデータモデルは重なる部分もあるが一致しない部分も多い。

masuda220: モジュールとは操作の集合である。 あるモジュールにどういう操作を集めるか。操作の仕様(名称、事前条件、事後条件)をどう記述するか。 データ型を操作の集合として定義(公開)するデータ抽象はモジュール設計の基本手法の一つ。 クラスとメソッドの設計とはデータ抽象によるモジュラー化の技法。