Re: Scrapboxは「ブログ」なのか? from /villagepump/Scrapboxは「ブログ」なのか?

  • まずブログという言葉が流行るよりも前にWeb日記があった
  • 初期のWeb日記は、本当にWebに日記が書かれているだけだった。
    • しかしブログシステムの登場によりコメントやトラックバックの機能が生まれ、原始的なSNSの形になっていく
      • 記事にリンクを貼ればその記事を書いた人に通知される
      • 例えばはてなダイアリーには、ユーザのIDをID記法(id:nishiohirokazu)で書けば、その人に「あなたに言及してる記事がありますよ」と通知される仕組みがあった(IDコール)
        • Twitterのメンション(@nishio)みたいなもの
  • その後、SNSが流行っていく
    • Twitter、2006年リリース
      • 2008年日本上陸
      • 当時はmixi(2004年〜)やモバゲー(2006年〜)流行の時代
        • 日本でTwitterを普及させた第一人者が語る、Twitterのこれまでの10年と今後
          • 大久保:2008年当時の日本では「mixi」や「モバゲー」といったSNSが流行っていましたが、その中でTwitterはどんな立ち位置になると考えていましたか?

          • 佐々木氏:全く別ものだと思っていました。140字という制限がありますし。それと他のものに比べて圧倒的に1次情報が広がるのが早いので、新しい可能性があると思いました。

      • Facebookも同じ時期に日本語対応した
  • この流れを踏まえて2017年に僕が書いたのがこれ
    • ブログが解体されSNSとScrapboxになった
    • ブログが待っていた情報の即時的流通の機能はTwitterなどのSNSに食われた
    • 残る部分は情報のストックの機能だが、2017年時点でのブログシステムは過去の情報の再利用が弱い
    • だから僕はブログをやめてScrapboxとSNSを使うことにした
  • それから5年経って振り返る
    • 情報のストックの場としてのScrapboxは予想通りblogよりも圧倒的に良いものだった
      • 5年間で育った僕のScrapboxは、その前5年間のブログ記事よりも僕にとって有益
    • Scrapboxの上でのコミュニケーションが以外と有効に機能するものだった
      • これは井戸端に入り浸り始めて思うようになった
      • 井戸端はWeb日記を再発明した
    • Scrapbox as SNS」は現在「2005年のブログシステム上の原始的SNS」ぐらいの状態。牧歌的インターネット