tokoroten 会社運営にPolisを使われる際に、西尾さんのscrapboxに書かれているような、Polisに何らかの仮想通貨が使われるとするときに、 予測市場とPolisの違いは何だろうなーとか考えてる

で、西尾さんのscrapboxを漁ってみて、西尾さんが予測市場を掘ってなかったのが意外だった

nishio 予測市場は正しく予測した時に報酬がもらえるインセンティブ設定によって大勢の人にその人の能力の許す限り正しい予測を提出しようというメカニズム。Polisに発言力トークンを絡める話の元ネタはQuadratic Votingで、これは投票対象にどの程度の価値を感じているか正しく表明させるメカニズム

nishio 予測市場において人が自分の確信度を正しく表明するには、間違えた時に損をすることが必要。間違えた時に損をする賭けに人を参加させるには参加すると儲かりそうだと感じさせる演出が必要。この演出のための費用が、予測を得たいユーザの支払っても良いと思う対価を超えてるケースが多いんじゃないかな

nishio QVなどに関しては「投票結果によって公共的意思決定が行われる」というところがインセンティブの源になっている。 Polisはただの道具で、それを公共的意思決定に使わない場合、実は一番大きなインセンティブが欠けてる状態にある。

nishio で僕は「投票するとあなたの立ち位置がわかる」「全部投票すると自分の意見を投稿することができる」という書き方をしてインセンティブを作っているわけ。 投稿できるようになると「100人が自分の意見に反応をしてくれるマイクロブログ」として振る舞う

@tokoroten: ああ、そうか、予測市場が廃れたのは、「客観的な視点」を持つことが、多くの人には無理だからか 「好き嫌い」を表明することはできるけど、「ほかの人がどれくらい好きなのか?嫌いなのか?その人数は?」とか、 「プロジェクトがxx月xx日までに完成するか?」とかは客観的な視点が必要