新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画 ~人・技術・スタートアップへの投資の実現~ PDF

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Ⅲ.新しい資本主義に向けた計画的な重点投資

3.スタートアップの起業加速及びオープンイノベーションの推進

(1)スタートアップ育成5か年計画の策定

④優れたアイディア、技術を持つ若い人材への支援制度の拡大 優れたアイディア、技術を持つ若い人材を選抜して支援することは、スタートアップ育成として有意義である。日本では、IT分野において、このような人材を発掘・育成するプロジェクトである情報処理推進機構(IPA)の「未踏事業」が存在している。「未踏事業」からは、これまで300人が起業又は事業化を達成しており、評価する声が高いが、規模が限定的である。このため、ビジネスアドバイスを与える仕組み作りをした上で、国家レベルの支援に拡大する。 さらに、IT分野以外においても、優れたアイディア、技術を持つ若い人材を選抜して支援する取組を開始する(産業技術総合研究所、新エネルギー・産業技術総合開発機構等)。 これらにより、その選抜規模を年間70人程度から500人程度に5年間で拡大する。