投稿公開原則
- 種類: 造語(運営原則の名)
一言要約
デライトの投稿は基本的にすべて公開される、という運営原則。当初は「ちゃんとした管理体制ができるまで」のつもりだったが、最終的に 恒久的な原則 になった。
詳細
宇田川氏の説明:
- 企業としてどこまで成長してもデータ流出をゼロにする保証はできないし、そこを追求するとコストが大きくなりすぎる。
- なら 「隠すべきものを持たない」設計が最強。
- 「自分の心の状態をそのまま表現できるシステム」を作ろうとすると、それを企業が責任を持って秘匿管理することは(リスク・コスト的に)不可能に近い。「原発管理並みの高リスク・高コスト事業」になってしまう。
- ゆえに、デライトは公開前提でしかありえない。
ユーザー側の補助として:
宇田川氏自身が「ファースト恥知らずペンギン」と称して、氏名・顔・住所も含めて全部公開する役割を担っている。「恥を捨てて全部書く」「新しい時代の新しいライフスタイル」というスローガン。
先行概念
「隠すのではなくデフォルトで公開する」設計思想は、情報セキュリティ・社会運動・SNS 設計など複数領域で論じられてきた。
- Kerckhoffs の原則(1883): 暗号システムの強度は鍵以外の構造を 秘匿しないこと で保証されるべき、という古典的セキュリティ原則。「security through obscurity は弱い」のルーツ。
- Bruce Schneier の “Security through obscurity” 批判: 隠蔽による安全性は脆弱、という現代的整理。
- Quantified Self / Lifelogging(2007-, Kevin Kelly, Gary Wolf): 自分の生体データ・行動を デフォルト公開で 共有する運動。デルン構想(2002)より後、並行発展。
- Default-public SNS: 初期 Twitter(2006), Reddit(2005)などは「投稿はデフォルト公開」が前提。デルン構想より後、デライトの「投稿公開原則」恒久化(2010年代)よりは前。
- Open Notebook Science(2006-, Jean-Claude Bradley): 研究ノートを実験中も公開しろという科学運動。「隠すべきものを持たない」研究文化。
- Transparency by design: 政府・組織設計でも「透明性をデフォルトに」という潮流(オープンガバメント等)。
宇田川氏の独自性:
- 「自分の心の状態をそのまま表現できるシステムは公開前提でしかありえない」という、PIM サービス特有のセキュリティ・コスト論理での再構成。
- 「ファースト恥知らずペンギン」という運営者がロールモデル的に振る舞う実装。
- ただし「公開デフォルト・隠さない設計」自体は、20年来の SNS 設計でも、200年来のセキュリティ原則でも、普通に存在する考え方。
関連用語
ソース
- villagepump-デライト.2hop.md (Page: デコ二刀流, 未公開輪郭)